工場の体験談1(アイシン系列)
こんばんは
オリハです。
今回は、工場の期間工での実体験その①
アイシン系列での体験談をお話しさせていただきます。
※あくまで未経験の方に対して、工場で働くのってどんな感じか?
という雰囲気を感じていただきたい趣旨であり、私の主観に基づくものです。業務上の知り得た事柄については一切触れません。
1.面接から配属まで
2.~1ヶ月
3.~半年
4.~1年
5.~3年
6.まとめ
それではいきましょう!!
1.面接から配属まで
当時、まともな職歴などなかった私が高給をもらえそうな働き口というと、トヨタ系の工場しか浮かびませんでした。
タウンワークにて求人を発見、面接の実施時間内に履歴書を持参してくださいとあったので、一応スーツを着用して臨みました。
その場で合否をもらえたかと思います。
次に、指定された日時と場所にて健康診断を受けました。
2日間に渡り本社にて、講習を受講しました。
初日は座学による心構えから始まり、電動ドライバーなどの技能の基礎を学んだ気がします。
2日目は半日講習を受けた後、勤務地の工場へ向かいました。
ここでは、指導員の案内に従い、構内を回って、入退場の仕方などを学び帰宅をしました。
3日目(配属初日)
始業前には所定の場所で朝礼があります。そこで軽く自己紹介をし、自分の担当になるであろう成型とよばれるラインに引率されていきました。
2.~1ヶ月
初日は半日ずっと先輩について作業を見ていることがメインとなりました。
昼休憩を経ていざやってみると、コレが本当に出来ない!!
バリをとるといっても、どこまでがとるべきバリかよく分からず、めちゃくちゃ時間もかかった挙句に不良扱いになるという散々な状態でした。
そして配属2日目に先輩に告げられます。
「ヤル気あるのか?もう全て教えた。もう教えることはない。」
しかし、教えてもらったとしても出来ないものは出来ないので途方に暮れていました。
そして2週間後、告げられたのは
「アナタは別の部署に行くことになった」
でした。
次についた業務は
部品をかんばん(トヨタ系では最重要なものです!!)どおりに集荷して、ラインに供給する「運搬」と呼ばれる業務につきました。
しかし、これも上手くいかない。全く部品供給が間に合わずにラインを停止させるばかりで、ここでも先輩にお叱りをうけてしまいます。
ひとつの製品を構成する部品も種類がたくさんある上に、製品ごとに集荷する部品も違う…供給場所も製品ごとに異なる。
ましてや名称すら分からない部品たち…それを集荷場の倉庫の中から正確に集めて、時間内にライン内に供給する…
「品番」と呼ばれる番号が部品にはひとつひとつ振られているのですが、逐一確認していたらとても間に合わなかったですよ…
集荷場では別部署の先輩から怒られるし途方に暮れそうでした…
私が実践した打開策は、
・始業より早く職場入りして、この日に生産するであろう「かんばん」を全チェックし、動き方のシミュレーションをしておく。出来そうな準備はすでにやっておく。詰まりそうなポイントをつぶしておく。
・業務中に手帳に工程などを殴り書いておき、休み時間や休日にまとめておいて、カンニングノートを作る。
・分からないことに直面したら、優しく教えてくれそうな人に聞く。それでも分からなかったら、別の人に初めてを装って聞く。
・腕時計をして、常に時間を気にしながら時間感覚を鍛える。
・苦言を呈された時は、成長のための試練だと受け取り、乗り越えようとする。
上記5点を徹底していたら、1ヶ月もする頃には普通に出来るようになっていました。なんなら退職するまで毎日徹底しました。
とにかく辛かったのは最初の1ヶ月です。
1週ごとに昼勤⇔夜勤と切り替わるのも体がきつかったですが、慣れです!!
3.~半年
なんとか最初の山場を乗り切って3ヶ月もしたころ、部署の再編が行われました。
自分の担当ラインは変わりませんでしたが、
部署としては、知らない上司・知らない先輩達に囲まれた環境に身を投じることになったのです。
やっと同じラインの人たちとは人並みの会話が出来るようになったのに…
禿げそうでした(笑)
嬉しかったことは、有給が付与されたことです。万が一の保険を得たような気持ちでした。
人間関係も、なんだかんだ話しかけてくれる人が増えたし、全ては無駄ではない!
継続って大切なんだなと身をもって実感しました。
繁忙で残業も多かったし、給与面では大して節約をしなくても月15万ほど最低でも貯金出来たので、生活苦は全く感じなかったです。(家賃4.5万の一人暮らしでした。)
4.~1年
1年もやっていると、人間関係もある程度固まってきますし、1週間の流れみたいなのも確立してきます。
また、部署間の力関係とか色々なことも見えるようになってきます。
ビジネス上の人間関係なので、当然一筋縄でいかない関係もあるみたいでした。
そんな中、
「私は常にどんな人でも内容でもウェルカムな末端です。言われたことは必ず遂行します!!何でも申し付けてください!」
戦略でいきました。
与えられて抱える業務量は半端ないことになっていくのですが、部署を超えて助けてくれる人達も多かったのでそんなに苦ではありませんでした。
5.~3年
ここまでやってくると、もう体が覚えています。
私は辞めることが前提の期間工ですので、政治とか出世とか何も気にする必要もありません。
ただ、ひたすらラインを不具合なく回す!!
それだけです。
そして、私は3年でこの工場を去りました。
有給消化中に次の会社の面接を受けて転職しました。
6.まとめ
未経験でこれから工場に身を投じようとする方にお伝えしたいことは、
・半年は仕事に没頭して捧げよ!
・出来ないことには原因があるはず!常に改善の姿勢で臨めばいずれ出来る!
・最初に辛い思いをするのはアナタだけじゃない!!皆が通る道。すぐに諦めようとするな!
最後に
体は大切ですので、手を抜くところは抜きましょう!!
それでは。
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