見出し画像

【漢・中崎】~カープ3連覇を支えた弱くて強い守護神~

※2018.10.3のバックナンバー

おはようございます!
プロ野球開幕も待ち遠しく思われる中、
2年前のシーズン終盤に書いた野球ネタをお送りします。

━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 広島カープの3連覇を支えた守護神
━━━━━━━━━━━━━━━━

先週末は東京ドームへ野球観戦に行って参りました。
巨人と広島カープの試合でした。
広島カープと言えば、
先日3連覇を果たした今やセ・リーグ1強の人気チームです。

その快進撃を支える選手の1人。
抑え投手として守護神に君臨する中崎翔太。

20台中盤とは思えない人相の悪いヒゲ面に、186cm100kgの巨体を持つ小太りの山男。
顔つきも体つきも少し豚のようで
決してワーキャー人気が出る選手ではありません。

しかし、ここ数年カープの守護神としてチームを支える救援陣のエースです。

特に今年のカープはシーズン中盤投手事情が苦しく、これまで実績のある中継ぎ投手が相次いで離脱しました。

そんな中、丈夫な中崎はシーズンを通して安定した成績を収め
離脱せず守護神の座を守り抜きました。


━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 打たれる守護神?
━━━━━━━━━━━━━━━━

守護神というのは各チームに1人居る、
最終回に試合を締める中継ぎ投手の事で、
各チーム圧倒的な力を持った非常に良い投手が揃います。

ただ、中崎は他球団の守護神と比べて圧倒的な成績を残しているわけではありません。


奪三振を取る確率も他の守護神より低い。
ヒットを打たれる確率も他の守護神より高い。
点を取られる確率も他の守護神より高い。

でも、負けない。

野球のルールでは
最終回に3点差以内で勝っている時に
守護神が出てきて試合を締めるとセーブポイントという記録が守護神に付きます。

そのため通常、
守護神は1~3点差で勝っている際に登板します。


中崎のすごいところは
逆転負けを食らわないところ。

ヒットは打たれる。
失点もする。
セーブ失敗もする。

でも、逆転負けを食うまでの失点はしない。

━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 中崎から学ぶプロフェショナル仕事の流儀
━━━━━━━━━━━━━━━━

通常、セーブ機会で登板した投手は
セーブ機会を逃すと気持ちも切れて
逆転されてしまうことが多いですが、
中崎はそれがない。

同点に追いつかれたところで粘り、
次回の味方の攻撃に繋げる。

そのため今シーズンはこれまで、
彼の負けの数は0でした。
これは彼の素晴らしい精神力の賜物でしょう。

セーブという個人記録の色気に負けず、
チームの勝利のために失点はなるべく少なく抑える、という本質的なところに目が向いている結果だと思います。


僕らも生きていて何かの目標が達成できないとわかった途端、
気持ちが切れたり手を抜いてしまうことも多いですが、
そんな中でも自分ができる価値貢献はひたむきに遂行したいですね。

と言うことで。
中崎を楽しみに見ていた日曜日の巨人対カープ。

1点差の最終回に中崎が登板し、2失点。

サヨナラ負けを喫しました。
中崎翔太、今季初の黒星。

まぁ、こんな日もあるでしょう。

#はたらく朝から楽しもう96

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?