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【100円の所在地】〜浅草仲見世通りで自分ゴト〜

※2021.2.5のバックナンバー


おはようございます!
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▼日曜朝の浅草仲見世通り
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先週末、朝ランニングがてら浅草雷門の仲見世通りに行きました。
AM9:00台だったので、開いてる店も人もまばらな商店街。
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その日わざわざ浅草まで来て
ランニング付き合ってくれた後輩に
お土産として人形焼を買うことにしました。
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彼とは家族ぐるみで関係があるので、
家にもお土産として持ってきな、と先輩風吹かせます。
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▼100円玉の忘れ物
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何軒か試食して、ちょっと賑わっていたお店で買うことを決めます。
商店街に張り出したカウンターから商品を注文。
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商品が取り出されるのを待っていると…
手元のカウンターに100円玉が転がっています。
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きっと僕らの前のお客さんの忘れ物です。
持ち主に返したいと思い、周囲を見渡しますが前のお客さんがどんな人だかよく見ておらず、
誰に渡せばいいかわからない…。
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▼店員さんとのコミュニケーション
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「どうします?持ち帰るのは義理悪いっすよね」

「そうだな。店員さんに聞くか?」

「はい。店員さんに渡せば最低限は…」

「そうだな」
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そんな会話を後輩として店員さんに聞くことにしました。
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「これ、前の人の忘れ物です。
どなたかわからなくて…
まだこの辺に居ると思うんですが、わかります?」
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と言って店員さんに質問しながら渡します。

すると、
細身でオドオドして気弱そうな店員さんは
僕の質問をやや食い気味に遮る形で、
「あ、あっ…、ありがとうございます!」と100円を受け取りました。
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そのままレジ内に100円を置いてお会計。
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"いやいや、持ち主にお金返したいんだけど…"
"早く持ち主探さないと居なくなるで…"

と思いつつも、もう一歩切り込む勇気もなく、
手早にお会計を済ませて店を後にしました。
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後輩と僕は
「あのお金、店がもらうのかねぇ?」
「まあまあ、最低限は果たしましたよ。僕らは悪くはないっすよ」
なんて話しながらお互い納得感出して帰りましたが、
はたして本当にこれでよかったのか…
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▼自分の責任範囲
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自分の責任範囲は当たり前にこなして、
"その先"の責任まで自分ゴトとして捉える人でありたい。
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仕事でも部活でもいろんな場面で僕らは役割分担をします。
自分の役割を果たして、次の工程にパスして…
「あとは任せたぞ」みたいな場面って多いのではないでしょうか。
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自分のボールが手離れしたら
一仕事終えひと安心してしまいますが、
そこで満足してしまっていいのでしょうか…。
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分割された自分の役割はきっと全体の中の一部で、
全体としての目的を為すには"その先"が存在する。
"その先"の工程で行き詰まった時に、
自分は知らん顔する人間はあんまりカッコ良くないですね。
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今回の件で言えば、
店員さんを責めるのでなく、
店員さんに任せっぱなしにするのでもなく、
持ち主がわからないならそれをうやむやにせず
認識確認をして解決策を一緒に考えるところまで関わるべきでした。
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"自分の役割を全うしたからOK"ではなく、
チームとしての大目的を達成して喜ぶスタンスを持てる自分ゴト思考の浅草男児でありたい。
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