4倍速で英語が話せるようになるレッスン:Callan Methodレベル12まで修了
この文章の目的
2年ぐらいかけCallan Methodを修了したので、Callan Methodとはどういうレッスンだったのか書き残しておきます。
オンライン英会話を受けようと思った理由
コロナ禍で英語を話す機会がめっきり少なくなったのがきっかけです。10年以上も前に、Berlitz でLevel 9-10のテキストを使用したプライベートレッスンを短期間受けたことがあります。しかし、それ以来、英会話のレッスンは受けたことはありません。私は博士課程のとき約2年半、外国人の先生と一緒に研究を行いました。そのときは本当に朝から晩まで英語漬けの日々を送ったので、英会話のレッスンの必要性をあまり感じて来ませんでした。
何故Callan Methodにしたか
オンライン英会話でフリートークをするよりも、明確な学習目標がある方がより効果的だろうと思っていました。そのようなことを考えていると、「4倍速の学習法」というキャッチコピーが目にとまりました。さらに、学習でどのぐらい英語力が伸びたかというデータも載っていたので、Callan Methodにしたのです(上級者のデータが少ないのが気になりはしましたが)。
QQ Englishを選んだ理由
Callan Methodはいくつかのオンライン英会話スクールで提供されている。多少価格は高くても、ちゃんとしたトレーニングを受けた教師が行うレッスンの方が、効率よく学習できるだろうと思いQQ Englishを選ぶことになりました。
どのようなレッスンだったか
大量の文章のインプット、アウトプットを通し、英語の型を体で覚える学習法とも言えます。レッスン中、教師が早口で話してくる。受講者は質問に答えられるようにするため、レッスン中は常に集中していなくてはならない。そうしないと質問を聞き逃し、答えられなくなってしまうことが度々生じます。また、必ず質問の文章を丸ごと答えに使う形で答えるようにする必要があります。このような内容なので、1回25分間のレッスン中、休む暇は全くないレッスンです。英語を使っているという感じになり満足できます。
これまで知っていただけの表現がレッスンに出てくることもあり、それを実際に使うことにより、実際に使える形で身につけることに繋がります。例えば、丁寧表現としての仮定法は頻繁に出てくるし、特にレベル11、12になれば英語の表現力アップに繋がる句動詞などが多くなります。ただ、自分で自由に文章を組み立てて話す機会はあまりありません。
私の場合、1~12まであるレベルのうち、レベル11の前半までは、比較的楽にレッスンを受けることができました。しかし、レベル11の後半からキツくなった。どうキツくなったかと言えば、Callan Methodは予習はいらないのですが、復習は必須。復習として、私は前のレッスンで出てきた文章を暗唱するまで繰り返し音読しました。また、分からない文法が出てきたときには文法書を調べて理解してから暗唱した。これに時間がかかるようになったのがキツくなった理由です。
レッスンを生活のリズムに取り入れるために、毎日同じ時間帯にレッスンをとるようにしました。また、最初はいろいろな先生を試し、自分に合う良い先生を選ぶようにしました。必要であれば、レッスン前のメッセージで、発音のチェックを特にしてくださいなどのリクエストをし、なるべくレッスンが良いものになるようにもしました。男性教師で発音、冠詞の脱落まで注意してくれる先生が気に入り、なるべく彼のレッスンをとるようにしていたのですが、途中でQQ Englishを退社してしまったのが残念でした。
どのような人に向いているか
個人的な感想ですが、英語によるインプットからアウトプットへの回路を脳内に作る、これを目的とした学習法になっていると思います。ある程度英語の基礎がある人に向いていると思います。特に、文法はそれなりに知っているけど、実際に話す場面になると、すらすら言葉が出てこないという方は、Callan Methodを受ける前と後で大きな違いが出ると思います。ただ、徹底的に反復練習をするのでそれについて行けなくなり、脱落する人はいるようです。私はとても満足しています。