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熊本の柑橘や黒糖華やぐ。「熊本クラフトコーラ」

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コーラナッツやナツメグをはじめとする世界中のスパイスや、和ハーブ・国産の柑橘類から作られる、完全無添加の天然生コーラ。熊本の柑橘や黒糖などを取り入れた、熊本らしさ溢れるクラフトコーラです。

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●キープレイヤー
熊本県産黒糖、熊本県産キンカン、熊本県産デコポン

●指標
甘さ・・・★★★☆☆
スパイシーさ・・・★★★☆☆
柑橘感・・・★★★★★
複雑性・・・★★★★☆
*複雑性=味わいや香りの広さ、種類の多さ
余韻・・・★★★☆☆
*余韻=尾を引く味わいや香りの深さ、クセ

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●お勧めシチュエーション
柑橘の躍動感や苦み・辛みを楽しむべく、ワイワイしたテーブルや刺激が欲しいときに。

●1瓶で楽しめる杯数
並みグラスで、約25-30杯

●手に入れられる場所
主に「熊本クラフトコーラ」オンラインストア

熊本に古くから根付く黒糖や名産の柑橘をふんだんにつかった、”熊本”がぎゅっと詰まった1品。事業譲渡や食べチョク・メルカリshopへの出品など、クラフトコーラの営み方、売り方という観点でも注目です。

続けて、熊本クラフトコーラを実飲したり、クラフト性について探ってみます。どうぞ、お付き合いください。

1.概要

///素材/// ★=キープレイヤー
【スパイス・ハーブ】
コーラナッツ、シナモン、オールスパイス、クローブ、カルダモン、山椒、唐辛子
【甘味素材】
熊本県産黒糖
【柑橘】
熊本県産キンカン、熊本県産デコポン
etc

2019年、夏。熊本で発祥したクラフトコーラ。

もコーラが手掛ける「ご当地クラフトコーラ」第1弾であり、クラフトコーラ界からすると、地域性を文脈につくられた初めての存在ともいえます。

2020年末には、第1弾がすっかり完売。そんな好評を受け、2021年3月には、いくつかアップデートを施した第2弾が登場しています。

ドリンクとしてはもちろん、クラフトコーラに地域性を落とし込んだ先駆的な存在であること、クラフトコーラ事業という面でも注目すべき取り組みをしていること。

熊本クラフトコーラには、目を見張るべき理由がさまざまにあります。実飲しながら、その姿を紐解いていきましょう。

2.実飲

〰蓋を開けた香り
さすがはともコーラの”同志”ともいうべき、爽やかで複雑なスパイス感が鼻に抜けてきます。

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それと同時にやってくる、圧倒的な柑橘感。熊本クラフトコーラのキープレイヤーたち(キンカン、デコポン)が、さっそく主張を始めます。

〆——

🍷味わい

口に含むと、香りで感じた主張通りの柑橘感が、口いっぱいに広がります。

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天然素材に由来する柑橘の躍動感や、柑橘を皮ごと使った&黒糖を効かせた苦み、唐辛子や山椒も効かせた辛みにより、パンチのある刺激的な飲み心地です。

第1弾と比べて、かつ他のクラフトコーラと比較しても、強い印象です。

柑橘感が強いとはいえど、いわゆるフルーツジュースやフルーツフレーバーのそれとは、次元が違う。

そんな刺激的なパンチがありながらも上品さや嗜好性を併せ持っているのは、ともコーラらしいスパイシーさがあるからでしょう。

3.クラフト性

熊本クラフトコーラの”クラフト性”。それはやはり、熊本の素材をたっぷりと”届けよう”としているところ。

先述したとおり、熊本の名産である柑橘たち(キンカン、デコポン)を味わってもらうべく、皮までたっぷり使っている。

さらに柑橘の生産者である熊本の柑橘農家「ハナウタカジツ」は、熊本クラフトコーラ事業者でもあり、だからこそか、クラファンのリターン品にデコポンを一緒に贈るといった、粋な計らいも。

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そして、黒糖も、熊本らしさの1つ。

熊本クラフトコーラに使われている黒糖は、海風の当たる芦北・水俣地域の出身。ここでは、古くから黒糖づくりの文化が受け継がれてきているそう。

熊本クラフトコーラの発起人であるばっきーさんのTwitterをみると、その由緒と魅力がひしひしと伝わってきます。素材単位で、取り寄せたいくらい。

黒糖を伝える姿勢がクラフトコーラに反映されているところ、とてもクラフト的(工藝/民藝的)です。

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さて、ここまでの話だけでも、熊本クラフトコーラを注目すべき理由としては十分かもしれませんが、”プレイヤー”としても面白いため、さいごに余談を。

実は、この熊本クラフトコーラ、2021年3月に事業譲渡がなされているのです。

当初は、熊本クラフトコーラの発起人・ばっきーさんが事業オーナーでしたが、今後のバージョンアップや運営体制強化に向けて、柑橘農家のハナウタカジツにバトンが受け継がれたのです(もとより柑橘はハナウタカジツが提供していた)。

クラフトコーラでこのような出来事は初めて目にしたので、とても興味深かったです。詳細は、こちらに。

その後、ハナウタカジツ運営になってからは、実験的な売り方をいくつか試しています。例えば、産直通販サイト「食べチョク」に出品したり、メルカリshopに出品したり。

日常生活に根付く商いを続けてきたプレイヤーだからこそ、届けるための取り組みに余念がありません。今後もどんな仕掛けを行うか、注目です。

〆———

現地に行って、果実や黒糖をまるごとかぶりつくことができればそりゃいいですが、なかなか難しいのまた事実。

だとすれば、クラフトコーラを媒介に熊本と出会うような楽しみ方もまた乙でしょう。

なんなら、そのまま果実にかぶりつくよりも接しやすいかもしれませんよ?

〆———

Shall you , KUMAMOTO CRAFT COLA?



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