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わさび三昧に、名作の舞台を訪ねる贅沢|中伊豆の旅 #3

こんばんは、クラフトビア子です。
中伊豆の旅シリーズの第三弾は、旅のハイライト・食と、文学や歌謡曲の名作の舞台にフォーカスを当てていきます。大金を積むのとはまた違う、時間と文化の結晶を味わう贅沢が中伊豆にはあります、という話です。


おろしたてのわさびをいただくという贅沢の考察

伊豆の名産といえば、わさびを思い浮かべる人は少なくないはず。国内の7割以上のわさびが静岡産だそうですが、さもありなんというほどに中伊豆にはわさび田が豊富です。

天城のあたりはとにかく湧水が豊富です。実際に山肌からじゃあじゃあと水が流れているのをあちことで見かけるほど。それもそのはずで、水に恵まれる日本の中でも特に多雨な地域なんだとか。

わさび作りには冷涼な気候と安定した量のきれいな水が欠かせないと言います。しかも日差しを遮るために、落葉樹があることも重要な要素だそう。

実際に中伊豆の山を見ていると、広葉樹がさまざまに生え、春には野生の藤が何かの木に絡まって咲き誇っていました。何かの樹木に白い花が咲き、青い香りを春風にのせて飛んでくるなんてことも。何かばかりですみません。木の名前がわからず…。

これほどまでに豊かな環境で、機械はちょっと入れないような山あいの土地に、石を積んで段々のわさび田がつくられています。わさび製品で有名なカメヤさんの天城のわさび田を見かけましたが、とんでもなく急な斜面に石が積まれたわさび田はまさに圧巻の光景。手作業で植え付けや収穫をするのだと思われますが、その労力を想像するだけで圧倒されます。

ちなみにカメヤさんのわさびはスーパーでもチューブを売っていますが、本当においしいです。見かけたらぜひお試しください。

伊豆のわさびは現地ですりおろすのが一番!

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