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【#273】立てば芍薬

6月の薪ストーブ

 薪ストーブの前に大きな猫が陣取って寝そべっている日曜日の夕方、窓の外に見えるはずの大きくそびえる名峰・斜里岳も雨雲や霧に隠れていました(TOP画像)。薪ストーブが点いていたことが信じられないくらいに、今となってはかなり前のように思う6月23日、清里町でオホーツクブランチ礼拝を捧げました。

▲ 暑すぎるぐらいの薪ストーブ(2024年6月23日)

当たり前のことではなく

 礼拝後は皆さんでチラシ寿司をいただきながら、いろんなことを話し合い、良いお交わりの時となりました。最後に一言ずつ、恵みの分かち合いをしました。するとYさんが「交通事故に巻き込まれそうなことがありましたが、神様が守ってくださった」と、感謝の思いを分かち合われました。そのすぐ後に、Yさんのご夫人であるKさんが、大きな交通事故に遭われたということ、そして大変な状況の中にありながら、主が守り支えてくださっていることを分かち合われました。

▲ 斜里岳とは反対側の畑(2024年6月23日)

 夫婦の一方は交通事故に巻き込まれなかった感謝を分かち合われ、夫婦のもう一方は大変な交通事故に遭われながらも最悪の事態から主なる神が守ってくださったことを分かち合われました。私はとても真実な証しだなあと思わずにはおれませんでした。当たり前のように開いている毎月のオホーツクブランチ礼拝。しかし当たり前と思うことが当たり前ではないことを、皆さんと改めて噛み締めました。

生存確認

 久しぶりに来られたUさん。凍傷によって何本か指を失われている手を握りながら、思わず「Uさんの生存を確認しました」と言って笑い合いました。そのUさんは「慕いまつる主なるイエスよ」を賛美していると、「涙が出てくる」と話されました。そしてTさんがタブレットで開いてくれたYouTubeに合わせて、皆さんで一緒に「慕いまつる主なるイエスよ」を賛美しました。

シャクヤク

 会場の前には、きれいなシャクヤクが咲いていました。葉っぱに切れ込みが無いので、多分、牡丹ではなくシャクヤク(芍薬)だと思うのですが・・・。(翌週、紋別の礼拝に行った時にも美しいシャクヤクが活けられていました)

▲ 牡丹ではなくシャクヤクだと思います。(2024年6月23日)

 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があります。美しい女性のことを喩えた言葉のようですが、元々は漢方の生薬の用い方を表した言葉だったようです。面白いですね。

北海道は、日本における薬用芍薬の代表的産地です。北海道の気候に適した品種として「北宰相」が育成されています。芍薬は花の大臣(宰相)、「花宰」と賞せられており、「北宰相」は北海道の芍薬という意味になります。

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花

 生薬に用いられるシャクヤクの咲く日に、「慕いまつる主なるイエスよ」を賛美するUさんの手を見ながら、主なる神の大きな御手が集われる皆さんの古傷も何もかも覆ってくださり、癒してくださっているようでした。

 さあ、明日は主日礼拝です。主なる神の慈しみ深さを味わう1日となりますように。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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