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【CQ×TRAPOL】絶景ビーチが広がる沖縄・伊平屋島&伊是名島を巡るツアーを開催。「個性を再発見する旅」に出よう!
旅行者と「ローカルフレンド(現地に住む人)」を繋げ、友達と交流しているような感覚で、穴場を案内してもらえる新しい旅行サービスを届ける「TRAPOL(トラポル)」。
そんなTRAPOLと、脱炭素行動に繋がるきっかけづくりを目指すCQプロジェクトがコラボした、旅を通じて環境と向き合う特別なツアーの開催が決定しました!
※今回のツアーの参考プランはこちら
ツアーの行き先は、沖縄の島々の中でも沖縄最北端の離島である伊平屋島と、その隣に位置する伊是名島。
訪れた人の多くが「日本で最もキレイな海」だと語るほど絶景ビーチが広がるなかで、現地に暮らすローカルフレンドと親睦を深めながら、2つの島を散策します。
今回はそんな、これまでの旅とは一味違う、TRAPOLならではのツアーの魅力と、旅を通じた環境課題との向き合い方について、TRAPOL合同会社代表・森脇健吾さんに聞きました!
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森脇健吾(もりわき・けんご)
TRAPOL合同会社代表。大阪府出身。新卒で関西電力株式会社に入社。旅によって、自分自身の価値観が変わった体験から、人との出会いにフォーカスを当てた旅行事業の立ち上げを決める。2019年10月に関西電力のグループ会社として、TRAPOL合同会社を設立。現在は、旅行者とローカルフレンドを繋ぐ旅を提供している。
島の魅力は、「美しい海」と「人々の温かさ」
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ーー今回、CQ×TRAPOLで開催されるツアーについて教えてください!
森脇さん:
TRAPOLでは、観光地を巡ったり、その土地のレジャーを楽しむ一般的なツアーとは違い、現地に暮らす「ローカルフレンド」と繋がり、その暮らしに溶け込むような体験ができるツアーを提供しています。
現地の人に案内してもらえるので、ガイドブックには載っていないような穴場に行けたり、新たな価値観に出会えるところがツアーのポイントです。
今回のツアーでは、沖縄最北端の離島である伊平屋島とその隣にある伊是名島へ行き、ローカルフレンドと一緒に、島の絶景を巡る旅をご用意しました。
ーー現地の方とその土地の穴場に行けるんですね! 伊平屋島・伊是名島の魅力はなんでしょうか?
森脇さん:
何といっても、キレイな海が特徴ですね。たくさんの海を見てきた水中カメラマンたちも、伊平屋島・伊是名島の海を見ると「今まで見た日本の海の中で一番美しい」というくらい、透明度の高い海がある土地なんです。
伊平屋島と伊是名島は、どちらも人口1,200人〜1,500人ほどの小さな有人離島で、観光客もそれほど多くないため、海が汚れにくいんですよ。今回のツアーでは、そんな2つの島の美しいビーチを存分に楽しめます。
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ーー写真だけでも伝わってくる、神秘的な海ですね!
森脇さん:
観光地としての魅力は海ですが、この土地の1番の魅力は人だと思っています。僕自身も何度も伊平屋島と伊是名島を訪れていますが、沖縄ならではの「なんくるないさー」の考え方が根付いていて、住民もおおらかな人柄の方ばかりなんです。
島に暮らす誰もが、好きなことを好きなようにやって、みんな仲良くご機嫌に暮らしている。古き良き琉球王国の文化が色濃く残っているように感じますね。
以前、伊平屋島でツアーを開催したときは、帰り際にサプライズで島の人たちが集まって、島を出発する船を手を振って見送ってくれたんです。
そんな、あたたかい人々と接して、いい意味で価値観を変えられることが、今回のツアーのポイントだと思います。
現地に訪れて人々と出会い、環境課題を「自分ごと化」してほしい
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ーー今回のツアーでは、環境と向き合うことも1つのテーマでもありますが、どのような仕掛けを考えていますか?
森脇さん:
今回のツアーで実現したいのは、参加者の皆さんに環境課題を「自分ごと化」してもらうことです。とはいえ、ただ環境課題に関する話をしても、環境を大切にしたいという実感は湧きませんよね。
だからこそ、実際に自然破壊が懸念される土地を訪れて、その土地に住む人々がどんなことに幸せを感じ、どんなことに困っているのか知る必要があると思っています。
課題を自分ごと化するために、課題について考えるとき、実際に会った人の顔が思い浮かぶようにしたい。
旅先を伊平屋島と伊是名島に選んだのは、島の隣にある無人島・具志川島で、富裕層向けのリゾート開発が計画されているからなんです。
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ーーリゾート開発に何か問題があるんですか?
森脇さん:
伊平屋島と伊是名島は人口が少ないため、高齢化と過疎化が深刻な問題になっています。リゾート施設によって島の近隣に雇用が生まれ、観光客も増えるため、解決の糸口になるかもしれません。
一方で、人がたくさん集まれば、海が汚れ、美しい自然が破壊される可能性があるんですよ。
ーーたしかに…。
森脇さん:
TRAPOLが主張したいのは、リゾート開発に対する反対意見ではありません。
賛否両論があるからこそ、現地に行くことで自分がどう感じるのか、そして現地に住む人がどう感じているのかを知ってほしい。それこそが、自分ごと化の第一歩に繋がると思います。
「本質的欲求」を満たせば、ガスや電気と同じくらい強いパワーを生む
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ーー森脇さんは、なぜローカルフレンドに出会えるツアーを始めたのでしょうか?
森脇さん:
僕自身が、旅先で出会った人々に大きく価値観を変えられたからです。僕は昔から旅が好きで、全世界を旅してきたのですが、特に印象に残っているのは、学生時代に訪れたベトナムでした。
当時の僕は英語を話せなかったので、現地に住む日本語を話せる人に案内してもらっていました。そこで、ベトナム人の男の子と仲良くなったんです。
日本とはまったく違う文化の国に生まれ育った男の子と話しているうちに、彼は僕よりもずっと広い視野と価値観で生きているのだとわかって驚きました。
自分が狭い価値観のなかで、カッコつけて生きていることに気がついて恥ずかしくなった。それが、僕のターニングポイントになったんですよね。
当時の僕のように、狭い価値観に囚われて生きている人はたくさんいるはず。そんな人が、出会いによって価値観を変えられるようなサービスを始めたいと思ったんですよ。
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ーー実際に、これまでTRAPOLのツアーに参加した方々にはどんな変化がありましたか?
森脇さん:
都会に暮らしていた参加者の方ほど、価値観が大きく変わっていく印象ですね。なかには、会社を辞めて、日本一周をしながらノマドワーカーをしたり、ツアーで訪れた土地に移住してしまう方もいるんですよ。
ーー仕事を辞めたり、移住するほど価値観が変わるんですか…!
森脇さん:
そこまで価値観が変わるのは、ツアーを通じて、それぞれの「本質的欲求」が満たされるからだと思っています。
多くの日本人は、学校でやりたくない勉強を我慢してやって、先生に付けられた成績表に一喜一憂するなど、誰かの価値観で評価されながら生きていくのが当たり前になっていますよね。
それでは、自分が本当は何を欲していて、どう生きていきたいか、という本質的欲求がわからなくなってしまう。
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ーーたしかに…。
森脇さん:
そんな人が、TRAPOLのツアーに参加することで、本質的欲求に対して正直に生きている人と出会うことができるんです。
今回訪れる伊平屋島にも、大好きな趣味を毎日やって、自分の思うままに幸せに生きている人がたくさんいる。
そんな自分の価値観で生きている人と接することで、自分の本質的欲求に気がつき、人生を楽しめるようになります。
そうして、人が何かに夢中になったり、熱狂することで、ガスや電気と同じくらい重要で強烈なパワーが生まれると思うんですよ。
自分だけの「個性」を発見することが、行動を変える
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ーー本質的欲求を満たすことは、環境課題の解決にも繋がるのでしょうか?
森脇さん:
自分の価値観の軸を作れるようになることで、結果的に日々の行動が変わるようになると思います。
例えば、都会で暮らし、より多くのお金を稼ぐことだけが価値だと感じていた人がいたとします。
そんな人が、旅を通じて本質的欲求を満たすことで、収入が少なくても楽しく暮らせることを知れば、「お金がなくても幸せに生きられる」という価値観になりますよね。
そんなふうにできあがった価値観の軸で、物事を考えたり、選んだりすることで、その人だけの「個性」が生まれます。
自分以外のさまざまな個性に出会ったり、自分の個性を再発見することで、自分の個性はさらに色濃いものになるでしょう。
そして、「自分の個性=自分軸の価値観」で、美しい自然を守りたいと思えるようになれば、誰に言われることもなく、自分の意思で地球を守る行動をできるようになると思います。
ーー今回のツアーは、そんな「個性」を発見するきっかけとなるんですね!
森脇さん:
そうなってほしいですね。とはいえ、環境課題に対する価値観や解決方法には、答えはありません。
だからこそ、現地で人のあたたかさに触れ、自分の個性を発見してほしい。そして、その場の自分が何を感じ、何を考えたのかを、僕にも教えてもらえたら嬉しいです!
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(取材・執筆=目次ほたる(@kosyo0821)/編集=いしかわゆき(@milkprincess17)/(撮影=TRAPOL提供)
高めよう 脱炭素指数!
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