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「環境」よりも「身近」な問題から。雪見みとが「好きなもの」から考える地球のこと
被写体モデルから始まり、テレビやCM、舞台など幅広い場で活躍している女優の雪見みとさん。
2022年から始まった、“チャレンジ”する社会貢献活動家の想いに迫るドキュメンタリー番組「SDGsらぼ」でも初のナビゲーターを務めています。
ナビゲーターを務めるなかで「個人でもできることがあるんだ…!」とSDGsに関心を持ち、勉強したり、実際に自分で取り組んだりしているのだとか。
当初は環境問題についてあまり詳しくなかったという雪見さんに、身のまわりの問題への向き合い方を聞いてみました。
雪見 みと(ゆきみ・みと)
1997年生まれ。兵庫県出身。学生時代の被写体モデル活動からSNSで人気となり撮影依頼が殺到。その後、カリスマ被写体モデルとしてテレビ番組で特集が組まれ話題となる。Vaundy「life hack」MV、短編映画 純猥談「いつか回り回って恋人に戻れたら幸せです」などに出演。今後も出演映画の公開が控えるなど、女優として活躍の場を広げている。2022年よりBS12「SDGsらぼ」ではナビゲーターを務めている。(Twitter:@yukimi_mito)
SDGsは「大きい会社がやっていること」だと思っていた
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ーー雪見さんは現在、“チャレンジ”する社会貢献活動家の想いに迫るドキュメンタリー番組「SDGsらぼ」のナビゲーターをされていますが、以前からSDGsに興味があったのですか?
雪見さん:
もともと大学生のときに、SDGsについて学ぶ講義があったんです。
それでなんとなくSDGsのことは知ってたんですけど、実際に自分にできることはあんまりよくわかってなくて(笑)。
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雪見さん:
…というのも、商学部の講義だったので、「企業内でどのようにSDGsに取り組んでいるのか」というのがメインテーマだったんです。
企業内でSDGsに取り組む意義とか、実際にどう取り入れているのか実例を見るとか。
なので、「大きい会社が徐々に取り入れ始めているもの」というぐらいの意識で、自分に何かができるとは思っていなかったんです。
ーーなるほど。世間にSDGsはあるけど、自分ごとにはなっていなかったんですね。
雪見さん:
そうですね。正直何をしたらいいのか、よくわかっていませんでした。
だから、何も知らない状態だったんですけど、興味はあったので、「私にできることならぜひやらせてください!」とお受けさせていただきました。
ナビゲーターを始めてから自分の意識が変わりだした
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ーー実際に「SDGsらぼ」のナビゲーターを務めたことで、SDGsに対する意識は変わりましたか?
雪見さん:
もう、めちゃくちゃ意識が変わりましたね!
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雪見さん:
それこそ、毎回すごく刺激的なお話を聞いていて!
自分とそんなに年齢が変わらないような若い方が、本当にいろいろな取り組みをされているんですよ…!
身の回りにあるSDGsに関係することは、すごく目に留まるようになりました。
電車に乗っていて「SDGsに取り組んでます」という広告を見たら、「じゃあどんなことをしてるんだろう?」って調べてみたりとか…。
ーーすごい! 何か具体的にやられていることもあるんですか?
雪見さん:
たとえば、小さいことですが意識するようになったのは「フードロス」のことですね。
すごく簡単なことなんですけど、スーパーで商品が並んでいるのを見たら、「賞味期限が早いものから買ってみよう」と思うようになりました。
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雪見さん:
やっぱり、食品は賞味期限の早いものから、順番に廃棄されていっちゃうじゃないですか。
どうせすぐに食べるものなのだから、1日ぐらい賞味期限が違っても口にできるし、だったら手前にある早いものから買ってみよう、って。
ーーたしかに、それならすぐに取り組めるかも…!
雪見さん:
あと、食の話に関するものだと、「ビーガン」のことも「SDGsらぼ」を通して知りました。
それまでビーガンのことはあまりよくわかっていなかったのですが、ビーガンになることが環境や自然保護に繋がることを知って、週に1回1食だけでも肉や魚を取り入れないビーガン食を取り入れてみようとなりましたね。
「環境」ではなく「身近」な規模感で考えてみる
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ーー「SDGsらぼ」では社会課題に取り組むゲストを招いてお話を聞く番組だと思うのですが、印象的だった回はありましたか?
雪見さん:
全ての回が印象深くて記憶に残っています。
たとえば、和紙を使った洋服を開発されている方がいて。その服を、廃棄する際に燃やすのではなく土に返して野菜の肥料にできるそうです。
ーーへぇ、そんな取り組みが!
雪見さん:
でも、いろんな人のお話を聞いていて気付いたのは、SDGsというのはエコだけを指しているのではないということ。
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雪見さん:
SDGsって環境問題のイメージが強いかもしれないんですけど、それ以外にも人権問題や貧困、福祉や教育とかも含まれているんです。最近の収録ではそういう問題にも目を向けていて。
たとえば、児童養護施設に入る人の原因と対策についてのお話は強く印象に残っています。
そういうのって、環境よりも身近な問題だなって。
ーーたしかに、自分のそばで起きていることですよね。
雪見さん:
「環境」って大きな規模で考えてしまうと、あまりにも未来のことすぎて想像できないけど、福祉や教育は誰もが辿る道なので、意外と身近に感じやすいのかな。
そうやって身近な規模感で考えると、もっといろんな人に目を向けてもらえる問題になるんじゃないかなと思いますね。
パンやコスメ、アート…「好きなもの」から始める環境のこと
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ーー雪見さんは、私たち若者が明日からできることってどんなことだと思いますか?
雪見さん:
自分の「好きなもの」から始めるスタイルがいいと思います。
私はパンが好きなので、以前「SDGs×パン」のイベントをさせてもらったんです。そのときに、冷凍パンについて学んだのですがとても惹かれました。廃棄を減らすために冷凍パンを作ってるとか…!
当時はパン屋さんのSDGsに関する記事ばっかり、夢中になって読んでいました。
雪見さん:
自分の好きなものであれば、楽しんで学ぶことができると思うので、まずは皆さんの好きなものから調べてもらえたらいいですね。
たとえば、メイクが好きな人は多いと思うので、使わなくなった化粧品をアートに変えることに取り組んでる方や、ジェンダーレスコスメを作ろうとしている方は、私たちに響くんじゃないかなと思います。
ーー面白そう…! たしかに、自分の好きなことから取り組むと、自然に環境にやさしくなれそうですね。
最後に、これから雪見さんがやりたいことがあれば教えてください!
雪見さん:
私は、自分のお仕事やお芝居を通じて、みんなに希望を与えるような存在になりたいと思っています。仮に、私がこれから影響力をどんどん付けていったら、発信する言葉や力が強くなっていくと思うんですよ。
そのために、日々のお仕事に全力で取り組んで、環境のことを発信できるような存在になれたらな、と思います!
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(取材・執筆=うりっぽ(@gurikop)/編集=いしかわゆき(@milkprincess17)/撮影=友海(@6stom__))
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