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🇧🇹秘境の村の男根信仰

ブータンのプナカは美しい場所だ。
その美しさはこれまでも記してきた。

その景観の美しさ以外にプナカをプナカたらしめるもの。
それは男根信仰だろう。

村の至る所に男根がある。
しかもかなりポップだ。
ポップがすぎてちょっと笑ってしまう。

ガイドのSさんは男根信仰について真面目に話しているのに、
いや、むしろ真面目に話せば話すほど笑ってしまうのだ。

noteではサムネイル画像以外は写真を載せないポリシーでやっているが、
どうにもこうにも僕の拙い表現力では上手く書けないので、
今回だけ特別に解禁させてほしい。


ポップ


ポップポップ


おびただしいポップ


ねこさまに気を取られててうっかりポップに気付かないところだった

とまぁこんな具合に、全ての民家に男根が描かれている。

プナカには男根信仰の本山、チミ・ラカンというお寺がある。
内部は撮影が禁止なのだが、たくさんの僧侶がいて、なかなか荘厳な雰囲気だった。
さすがにまったくポップさはなかった。
僕もお祈りをしたのだが、その際、男根を象った棒で頭を叩かれた。
妙な気持ちである。

この行為にどんな意味があるのだろうか、そう思っているとガイドのSさんが教えてくれた。

男根信仰自体は、日本でも特段珍しくはなく、子孫繫栄や五穀豊穣と象徴とされているが、ブータンでは魔除けの意味合いもあるそうだ。

なるほど。
ブータンでは悪霊へのおそれというのがとても強いというかそういったものがとても信じられているなと話していて感じていたので、魔除けとしてすべての家に描かれているのはとても腑に落ちる。

魔除けとしての男根信仰。
プナカのいたるところで男根の絵が描かれている謎が解明した。



・・・いや、まてよ。
しかし、なぜあんなにもポップなのかは依然不明のままだ。
わからないけれど、きっとブータン人のおおらかさのあらわれなのかもしれないな。



今年はnoteで旅のエッセイを書き始めてとても楽しかった。
今年はアジア圏を中心に旅に出たので、来年はヨーロッパをメインにと考えている。
2月にアイスランド、6月~7月に北欧。
それ以降は未定だが、9月にフランス・スペイン、年末年始にチリ・アルゼンチン(パタゴニア)に行きたい。
旅行自体も楽しみだけれど、それを言葉で綴ることもまた楽しみだ。
良い旅になるといいな。

それでは本年大変お世話になりました。
みなさまも良いお年をお迎えください。

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