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精神を病む看護師①

「病む」を検索すると”身体的・精神的・社会的に不健康であるというサイン”だそうです。

”サインを受け止め、日常生活を修正し治療を受ければ早期に回復し「今まで以上に健康」な日常生活を手に入れることができ・・”

は?



すみません。本音が出てしまいました。患者には耳心地のいいことを伝えているかもしれませんが、自分が(↑)言われるとひどく不快に思いますね。


どのような言葉が適切か正解はないので、最初に型を覚えるのはよいですが、結局は綺麗ごとで自分が病気になってみるといいじゃない、って患者となった今は強く思ってしまいます。(いまは許容できる器が小さいので、悪態ついてもご容赦ください。)

患者になって強く感じたのは  スティグマ です(差別、偏見)。特に自分自身に抱くスティグマです。


精神疾患は治らない、心が弱い人がなるという誤解は、ある側面からは間違いがないのかもしれませんが(寛解、ストレス脆弱性モデルなど)、基本的には差別と呼ばれるものとして考えられていますよね。

今自分が罹患している双極症は脳病とも言われていて、まさに治ることのない病気であって。罹患原因として自分に否があったのではないか、とどうしても考えてしまうのです。患者には「あなたのせいじゃない」と説明しているのに、自分自身では否定してしまうのです。これは本当に苦しめられました。ですから、患者から「ありがとう。自分のせいじゃない・・・そう言ってもらえて安心した」と言われると(と、と、とんでもございません!こちらこそ・・・こんな看護師で申し訳ありません・・・一緒に歩いていきましょう!!)と心で激しく叫んでしまうのでした・・・


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