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双極症看護師 と クローズ就労②

クローズ就労第二弾です。刺激があるとすぐ鬱の波がやってきて波と共に希死念慮を連れてくるの、やめてもらえませんかね・・・。早速愚痴から始まったのですが。第一弾のときに「クローズ就労で働いても、働けているとは限らない、ということを伝えたい」について記事にしました。今回は自分のペースを守りつつ、職場での期待や周囲とのバランスを取るにはどうしたらよいか、といったマインドを深堀していきたいと思います。


オープンにしていないので当然ですが、その中での制約や、自分のやりたいことをセーブしなければならない苦しさを非常に感じます。ですがご存じの通り、波を乗りこなすには動くことが出来そうな仕事も無理せずセーブしていかなければなりません。動く事が出来そう、と思っても実際は動けないかもしれません(躁状態の時の感覚で「動ける」と思ってしまっている可能性もある)。


薬のはなしは別記事で書きますが、わたしの場合夜に内服して大体16時半くらいからエネルギー切れとなり、家に着くころには殆ど動けない状態になっています(だからシャワーを倒すのが難しいんだよなあ)。本当は一般就労なんて無理なんだよなあ、いつ充電切れになって休職することになってもおかしくないなあ、とそんな事ばかり考えています。今までの経験(身体が勝手に動く)、そして少ない気力で日中は働いているといった感じです。


少し脱線しましたが、マインドは日々の挑戦や困難を乗り越えるための大切な軸になるものかもしれません。どのように考えたら、心が楽になるかを考えてみました。


双極症を抱えながら就労するには

①「無理をしない自分を受け入れる」

今日は休むことで明日の自分を助ける、と考える。


②「小さな成功を喜ぶ」

朝起きられた、メールを返した、上司に笑顔で挨拶した…小さな一歩を認めていく。


③「自分を守る」

バランスが崩れそうなら、一歩下がる勇気を持つ。


④「人に頼る」

辛い時は「話を聞いてもらえますか?」と声をかける(当然職場外)


⑤「変化を恐れない」

必ずやってくる「うまくいかないとき」を「終わり」と思わない。少しでも動けるときに、未来に向けた小さな準備をしておくことで、気分が上がったときに「やりたいこと」を叶えやすくする。


わたしが患者さんにお勧めしているのは「セルフケアリストを作る」です。
元気なときに、好きな音楽を聴く、お風呂にゆっくり浸かる、好きな本を読むなど、自分を癒す方法をリスト化しておいて、準備をしておくのです。ちなみに、今わたしは抑うつなので好きな音楽もないし、お風呂にも入れないし、本は読みたくないし、でリスト化は出来ないです(動けるときにやってください)。※このnoteは気力があった時に作ったものです※


あとは「日記を書く」です。その日の気持ちやできたことを記録することで、自分の状態を客観的に把握して波を予測していきます。ちなみにわたしは今年の日記帳を購入しましたが、1週間しか書けませんでした・・・。これからやってみます。


こんな感じで精神科看護師が患者さんにアドバイスしていても、看護師が出来ているかは別、です(ごめんなさい)。


マインドは一度で完璧に整うものではなく、日々の中で少しずつ築いていくものなので、以下の内容を再度復唱しましょう。


  • 自分が他の人と同じようにできない部分があると感じることもあるかもしれません。でも、それは「自分の価値が低い」ということではありません。自分には波があることを理解し、その波に合わせて働くことは、逆に大きな強みになると考える姿勢が大切です。


  • 双極症の症状があると、完璧主義になりやすかったり、達成感を感じにくいこともあります。そこで、たとえ小さなことでも「今日はこれができた」と自分を褒めることを習慣にしましょう。


  • 「周りの期待に応えないと」というプレッシャーを感じることもあるでしょう。でも、他人にどう見られるか以上に大切なのは、あなたの健康です。無理をして心身のバランスを崩してしまうと、結局長続きしないこともあります。


あなたのペースで進めばいいと思います(自分に言ってます!)



お読みいただきありがとうございました。精神科看護師に幻滅された方、とりあえず読んでいただいた方、応援して下さる方、もしよろしければ「スキ」ボタンを押して頂けると幸いです。




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