#116【絵本】いつもとちがう水よう日
今日はハッとする絵本の世界へ📚
記録として感想を書いています。
今日の絵本
『いつもとちがう水よう日』
著者/丸山陽子
発行所/小学館(2024年)
この絵本のテーマは・・・
著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、
【ほんとうの気持ちを伝える】
私が感じた事
新刊絵本をたくさんご紹介されているペンギンさんの絵本紹介さん。
記事内で気になり、私も実際にこの絵本を感じてみたいと思って借りて読みました。
ペンギンさんの言わんとしていたこと、分かりました。
確かに~…かいくん…"(-""-)"
これは6才?7才?一年生だからなのでしょうか?かいくんは、ママに怒られるのが怖くて嘘をついてしまったのかなぁと思いました。
これが常習犯だとこの先の人生しんどくなるので、ちょっとここらで軌道修正したいところですが(笑)
そもそも論で私は、かいくんママの対応がもし違っていたら…と思わずにはいられませんでした。
屋根の上に登っていたことにビックリしたのは分かります。よそ様の(しかも女の)子にケガでもさせたらと思うと「怖いことを!」だけでは済みません。子どもたちを叱るのは当然なのですが…怒りにまかせて犯人捜ししてしまい、しかも息子の言い分だけ聞いて有栖さんをピシャっと締め出してしまうなんて(*_*; 著者さん、ママを悪役にし過ぎではなかろうか。
長男が2つか3つまだ幼稚園に上がる前、近所の2つ上の女の子とおもちゃの取り合いでその子を殴った長男に、私は一度だけ手をあげてしまったことがあります。
夫も私も子どもに手をあげたことはなく、「女の子を叩くなんて!同じ気持ちを味わってみよ!」と、その時私は育児に疲れていたのでしょうか?怒りにまかせてガツンとやってしまったのです…。本当にこのことは反省してもしきれずに今でも思い出します"(-""-)"三つ子の魂百までといいますのでこの経験が長男の記憶に深く刻まれないことを祈りました。幸いおっとりな長男気質の性格上その後も暴力的に育ちはしなかったのですが、ひどいことをしました(かいくんママに偉そうなこと言えません笑)
子供がいつもと違うことをするのには、原因があると思います。
この時のかいくんも、あの時の長男も、とっさにいつもと違うことをしてしまったのかもしれません。なのにこの時のかいくんママも、あの時の私も、子どもの言い分をちゃんと聞かないまま決めつけて、感情的に反射的に動いてしまった。
当事者である二人の話をちゃんと聞いてあげる…心の余裕とほんの少しの寄り添いで、かいくんもそして有栖さんも心を痛めることがなかったかもしれないなぁと思います。でもそれはママがそうなったのもしかり。
起きたことは巻き戻せませんが、その後に活かせるといいですよね。
とはいえこの絵本が伝えたいことはそこにあるのではなく、主人公有栖さんの心の動きの方かなぁと思います。
よそのおうちで悪いことをしたということ、怒られたこと、かいくんが嘘をついたこと、友達に裏切られたような気持ち…ママにも自分の気持ちを上手くいえずにのみこんで、どれだけ彼女の心は締め付けられたことでしょう。
最後、有栖さんの心がうやむやにならずに晴れたようでしたが、良かったのかなとそうであればいいなと、これからも小学校生活を楽しんでほしいなと勝手に母心(笑)
色々な事を感じ、著者の主旨はホントはどこに置かれていてどんなことを伝えているのかなぁと思えた一冊でした。