見出し画像

#084【絵本】はやくしなさい!

今日はなるほど!絵本の世界へ📚
記録として感想を書いています。




今日の絵本

『はやくしなさい!』

中川ひろたか/文
村上 康成/絵
発行所/金の星社(2022年)





この絵本のテーマは・・・

著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、

【ワーキングママの知恵】





私が感じた事

私がワーママ(それも当時は短時間パートだった)になったのは次男が小1の時なので、フルタイムでお仕事をしながら子育てしているママ達の本当の大変さは分からないのですが…この絵本のタイトルにもなっている言葉は、のんびり屋の長男に何度も言った記憶があります。

初めての子育てで、予定も時間も思うようにならないまどろっこしさを子供にぶつけていたこの言葉。大抵のママがあとになって反省するところではないでしょうか。

この絵本の男の子のようにママに聞いてくれるのは、まだ救いがあるなぁと感じます。

ママ、なんで はやく はやく ばっかり いってるの?

『はやくしなさい!』より


うちの息子は言い続けられてなのか?笑、性格なのか?
私のいうことなんて右から左に抜けてしまっていたっけ。

自分の子供時代(長女です)を振り返るとそれとセットになって、「ちゃんとしなさい」が脳内にこびりついて大人になってもなかなか剥がれなかったです笑

それらが固定概念となって本当の自分を生きられなくなるという話はまた別の機会に書くとして、この絵本は「はやくしなさい!」の理由を子どもがママに訊ね、そこでママが「なんではいいから、とにかくはやくしなさい!」と言いがちなのをぐっとこらえて子供に向き合うところが素晴らしい。

子供だってちゃんと話を聞いてくれて、納得するようにわけを教えてくれると、聞き分けよく逆に協力的にもなってくれるもの。その手間をかけるだけでスムーズに事は運ぶのに、こちらに余裕がないと押さえつけるだけで状況は更に悪くなるというものです。
それが分かるまで私はどれほど「○○しなさい!」と言い続けたのだろう…アハハ^^;


この絵本のママが最後に使ったとっておきの知恵がこの男の子には一番効いたのだろうと思いますが、今子育て中のワーママさん達が我が子にあった知恵を絞りだし、毎朝の忙しい時間帯を見事に乗り切ること祈っております。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?