#042【絵本】ほんやのねこ
今日もほっこり絵本の世界へ📚
絵本を読んだ記録として、感想を書いています。
はじめに
ヒグチユウコさんMOEの絵本、シリーズ3冊目。
2017年~2018年にかけて月刊MOEに連載されたものを加筆、構成してまとめた作品。
今度は本屋のねこが主人公です^^
今日の絵本
『MOEのえほん ほんやのねこ』
絵と文 ヒグチユウコ
発行所 白泉社(2018年)
感じたこと
1冊目、2冊目にも登場する本屋さんのお話。
店主のねこは、オシャレさんで食いしん坊で、ちゃっかりもので冷静で、でも優しくて、ニャンコやいじわるねこも頼りにしているお姉さんねこです。
今回はそんな本屋のねこのお仕事風景を描いた作品。
この本が一番、不思議でおもしろい。というのも、本屋にくるお客様は動物だけではないのです。見える人には見えるのだろうけれどおそらく普段は見えないエネルギー体達(≧▽≦)
1Fが店舗で2Fがおうちなのですが、よく見るとおもしろい子たちと住んでいて、そういえば・・・と1冊目と2冊目の絵本も見直してみると、その時には気づけなかった足のある椅子やテーブルや小さな生物なんかもこっそり描かれていました笑
本屋のねこのおしごとの様子も、本好きにはとても魅力的です。
お客様が探している本や、ぴったりな本をセレクトするお仕事。発注、入荷、整理と・・・それだけではないにしろ、羨ましい楽しそうなお仕事です。
noteの記事を読んでいても本好きさんの知識量や情報量にはいつも感心するのですが、本屋の店主・店員さんや司書さんは選書するためにそれだけの時間を本に使ってきているのですもんね。好きだけでは足りない積み重ねがあるんだろうと思います。だから簡単に楽しそうなんて言っちゃダメですね笑
動物たちだけでなく不思議なエネルギー体達を怖がらずに受け入れ、励ましたり、気持ちを汲んであげたり、時には厳しくたしなめたりして、本屋を営むほんやのねこはまるでカウンセラーさんのよう。
でも自分をしっかり持っていてマイペース、ちゃっかり自分も楽しんだりしているところなんかは、自分都合で時には甘えてえさを貰ったり、そうかと思うと涼しい顔をして何処かへ行ったり自分軸、、やっぱりわたしの憧れるスタイルを貫くねこだな!と思いました。多分あのねこは魔法ねこだけどね^^でもスキだなぁ~。
見ごたえたっぷり、楽しい一冊でした~♪