ベネチアのカーニバルでカメラ小僧になる
ごきげんよう!毎月1回旅行するのが今年の目標の、こずーんです。
1月はドバイ🇦🇪に行ってきました。
2月の旅先はベネチア(イタリア)🇮🇹
目的はカーニバル!!!
ということで、カーニバルの感想を写真と共にずらずらと書き残すよーぃ。
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そもそも、カーニバルってなんなのと。
なんとなく「お祭り」っていうのはわかってたけど、イースターにまつわる行事だってことは、マルタに住むまで知らなかったー!
(わたしはマルタに住んでた2年間はコロナ渦だったこともあって本気カーニバルは体験できず。)
ざっくり言うと、「イースター前の40日間は肉禁止生活だから、最後に派手に騒ごうぜ!」っていうのがカーニバル。
(謝肉祭とも呼ばれるもので、なんとなく見覚えあるけどカーニバルとイコールだとは思っていなかったなぁ。)
そして何度聞いてもイースターがいつなのかわかんない。
(春分の日から最初の満月の次の日曜日がイースターサンデー)
今年は3月31日なので早めですね。
で、40日前謎ルールに則って、2月13日が肉が許される最終日。
その前の約2週間がベネチアカーニバル2024の開催日なのでした。
ベネチアのカーニバルといえば、仮面!!!
仮面をつければ、階級も身分も隠せて羽目を外しておおはしゃぎ!ってことからはじまったそうな。
ちなみにわたしは仮装せず。観光客向けのマスクすら買わずでした。
ひとり旅だったし、持って帰るのが大変そうで。つまらない大人になってしまった。
というわけで、ベネチアカーニバルの中心「サンマルコ広場」には仮面をつけて、中世ヨーロッパ風の衣装をまとった人々がたくさん!
衣装レンタルをしているところもあって、観光客も気軽に楽しめるのがいいよねぇ。(というかきっと観光客しか衣装着てないと思う)
衣装を着てると参加できる舞踏会やオペラのイベントもあるそうなので、没入感を味わいたいなら絶対に参加するべき。
わたしは既製品より手作り感がある衣装の方が好き。
日本のハロウィンとかコミケの「アイディア勝負」みたいな感じがあってよき。
ベストコスチューム賞が選ばれることもあって、衣装レンタル組とは気合いの入り方の違いが明確なのもよき。
1番コミケっぽさを感じたのは「囲み」!
滞在中は雨だったこともあって、屋根がある回廊みたいなところに等間隔にコスプレイヤーが並び、その周りをカメラ小僧が囲む。
もちろん私もカメコの一員になってきましたよ。
観光客が一緒に写真撮るもんだから、なかなかレイヤーさんだけを撮るのが難しい。
サンマルコ広場だけじゃなくて街中のいろんなところを歩いている人たちを発見。
ベネチアの歴史的建物を背景にすると雰囲気バッチリ。
ヨーロッパっぽい背景で、中世っぽい衣装で写真を撮る。
もうこれは完全にコスプレイベントですねー。
仮面つけてると表情作らなくていいし、10℃くらいだったけど衣装厚手で露出少ないし、コスプレ愛がなくても全然大丈夫。
(コスプレ愛について考えてるのなんて、ガチ界隈の人たちだろうけど)
マスクつけるだけでも参加した気分になれるし、気軽に誰でも参加できるのがベネチアカーニバルのいいところ。
ベネチアは車が乗り入れられないほど水路の街。そして道も細いこともあってか
カーニバルのイメージの、ド派手衣装で踊り狂い、ドデカ山車(フロート)とガンガンミュージックのパレードは開催されず。
パリピではないわたしには助かるー!
もちろん観光客はうじゃうじゃいて歩きにくいところもあったけど、でかい音が鳴り響いてないっていうのは心穏やかに過ごせる。
すっっっごく不思議だったのは、フル仮装している人たちはおじいちゃんおばあちゃん世代が多い。
ちびっこやファミリーで着てたり、観光客向けのマスクだけつけてたりはするんだけど、ティーンから30代くらいまでのフル装備参加者は圧倒的に少ない。
勝手に理由を想像してみる…
・レンタルにしても、自前にしても衣装にお金かかる(レンタルだと1日300ユーロくらいから)
・若者は中世風の衣装に興味がない、露出セクシー系衣装の方が好み
・若者は仮面で顔を隠したくない(逆に仮面があるから恥ずかしさが減って、チャレンジする高齢者もいたり?)
・コスプレは子どもとかファミリーがやるものって感覚がある?(でもハロウィンは若者もやるし違うか)
・(↑と同じ意味だけど)日本人がコスプレに対して寛容・参加ハードルが低い(アニメ文化も相まって)
年齢を重ねて、
金銭的余裕もあって、
羞恥心も薄れ(マスクのおかげもあり)、
踊らなくても参加できるカーニバルだから疲れないし、
人から写真たくさん撮ってもらえて承認欲求を手軽に満たせて、
冥土の土産でもつくるかー!
ってこと?(失礼だったらごめんなさい、でもそれってめっちゃ素敵やんって思ってる)
正解はわからないー!誰か教えてー!
でも日本の、コスプレは若いうちしかやっちゃダメ、とか年甲斐も無い格好しちゃいけないっていう風潮もよくないよね。
いくつになっても好きな時に好きな格好して楽しんだらいいんだから。
さて、コスプレだったらなんでもいい、という日本のハロウィン化している傾向もあってこんな人たちも発見。
旧正月とかぶっていたこともあってか、中国の伝統衣装を着た人もいた!
鬼滅の影響っぽい着物を着ている人もいたし、なんでもありーー!!
どんちゃん騒ぎのパレードが行われないのはよしとして、それでもベネチアのカーニバルといえばの水上パレードが見たい!と思っていました。
これね↓
が!このパレードが開催されるのはカーニバル初日。
調査不足でもう終わってたぁぁぁ!くやしい。
他にもカーニバル中の行事でミスコン的なことがあったり、
そのミスコン優勝者がワイヤーで吊るされて空中散歩したりと、
様々な行事があったのですが、こちらにも日程がかぶらず。
しかも滞在中はほとんど雨だったこともあって、予定されてたイベントがキャンセルされたりもあって、
結局わたしがカーニバル感を味わえたのはカメラ小僧体験だけだったのでした。
くぅぅぅー!でもいいのだ。カーニバル開催期間中にベネチアに行ったことに意味がある。
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カーニバル時期のお菓子ってのも食べてきました。
揚げドーナツと揚げパイ生地。
こういう季節限定の食べ物とかお菓子ってワクワクしちゃう。ひなあられとかおせちとか好き。
ひとり旅でも伝統菓子はレストランに入るよりハードル低いから各地で食べがち。
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ちなみにマルタのカーニバルにもダンサーや鼓笛隊がいたり派手なフロートが目立つ、日本人が思い描くようなカーニバル。
フロートはダンボールやら張子で作られていて、毎年優秀作が選ばれる作品であり伝統文化でもあるんだけど、
このマルタのフロートとベネチアのマスクになんとなく共通点を勝手に感じたり。
(イタリアの他の都市でもフロートが見どころのカーニバルやお祭りがいろいろあるみたいだし、他のカーニバルでもマスクつけるところもあるんだけど、わたしが実際見たマルタとベネチアで比較してみる。)
ベネチアのカーニバルはフロートがメインになっていない代わりに、仮面工芸が発達したのかなと思ったり思わなかったり。
なんだかこうルーツの根源を辿れたような気がして自己満足で嬉しくなっちゃう。
実際は全然別ものなんですよーっていうオチなのかもしれないけどね。
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そんなこんななベネチアのカーニバルなのでした。
ベネチアは今回で2回目。
前回主要な観光地は回ったので、今回は2度目のベネチアだからこそ行った場所や、たまたま出会した場所の写真を残してみるよーぃ。
◾️T Fondaco dei Tedeschi by DFS
ベネチア唯一のデパート。立地もいいのにとても空いてて、休憩にもトイレ寄るのにもよろし。
◾️サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂
ボートに乗らないと辿り着けない場所。観光とカーニバルの中心・サンマルコ広場の対岸にある。
◾️Bar Alla Toletta
散策中にたまたま見つけた店。萌え断(いまだに使われてんのかこれ)サンドイッチが気になって調べたら有名店だったー!
◾️Caffè La Serra
ちょっと落ち着いたエリアにある温室を改築したカフェ。グリーンを売っているお店も併設。
◾️Despar Teatro Italia
ここも歩いててたまたま見つけた場所。元劇場のスーパーマーケット!元○○っていろいろ見てきたけど、スーパーは新鮮。
◾️Squero di San Trovaso
ゴンドラの造船場。行ったのは日曜日だったのでもちろんおやすみ。作業中を見たかったなぁ。
◾️Ospedale SS. Giovanni e Paolo(市民病院)
ここもたまたま通った場所。まず素敵な広場だなーと思ってたところに、ファサードの騙し絵(騙し彫刻?)が飛び込んできてびっくり。病院だったことにもびっくり。
わたしは街歩きが大好きなので、ベネチアはとーにかく楽しい!
数々の物語や、ディズニーシーで見てきた世界の「本物」を闊歩できていることがハッピー!
道が入り組んでて、碁盤の目状でもないから、道が覚えにくい。
「このお店かわいいあとでまた来よう」って思ってると辿り着けないからちゃんとマップにピン刺さないと。
道が細いからマップも時々現在地を見失って、1本横の道にいることになったりしてて迷子になっちゃう。
でも目的地を持たずに気の向くままに散策して、迷子になるのが楽しい街。
わたしたち観光客からしたら素敵な街だけど、もちろん「地元の人」が暮らしているわけで。
街にテーマパークを感じちゃうところもあって、人の暮らしが見えるとちょっと不思議な感覚もありつつ、興味深さもある。
車が乗り入れていないので、荷物の運搬はすべて船。
↓大量のダンボールを詰んだ船
救急「車」じゃなくて救急「船」。
前述のファサードがおもしろい市民病院も海、水路沿いに建ってて、船着場がある。
地元の人たちの暮らしを垣間見つつも、地元民からしたらオーバーツーリズムは大問題。
今年の春から入場料を取ることにするらしい。
カーニバル時期は逃げるに限るってことで、旅行に出る人も多いんだって。
行っといてなんだけど、そりゃ逃げたくもなるわなっていう混み具合でした。
そしてもうひとつの問題は、地球温暖化による水没の危機。
滞在中ほとんど雨だったのでアクアアラタ(高潮)をちょっぴり体験できました。
全日程こうだったら泣いちゃうけど、少し様子を味わえたので満足。
ひどい時には膝下まで水没するっていうんだからびっくり。
【その他の旅の思い出】
・本島側に宿を取って、毎日片道10分電車に乗って遊びに行ってたんだけど、思ってたより移動は楽だし宿代も安くてよき。
・↑のホステルは2泊で75ユーロほど。いつか水上タクシーで乗り付けるようなホテルに泊まりたい。
・シェイクスピア「ベニスの商人」を読みながら行ったんだけど(前回行った時にも読んだ)、やっぱりなにがおもしろいのがさっぱりだった。
・滞在中ほとんど雨だったので美術館に行こうかと思ってたんだけど、街歩きが楽しくて行けず。いつかリベンジしたい。ビエンナーレも行きたい。
・ベネチアの水路に落ちると、やばい菌に感染するって脅された。
・ユーロ、キャッシュ持ってるのに忘れてしまったけど、1ユーロも使わず帰ってこれた!地味に嬉しい。
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というわけで、こずーんベネチア旅行の思い出メモでした。
お祭りを体験できて大満足なのでした。時期狙って行かないと見られないからね。
そして、わたしは北九州の成人式とか派手な衣装が好きなんだなと改めて感じたのでありました。
最後はカーニバルということで、この曲で締めたいと思います。
おジャ魔女カーニバル!!
(ギリギリまでTRFのmasqueradeか、少年隊の仮面舞踏会かで悩んだ)
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