教科書は家に持って帰ろう
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて179回目になりました。
また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて176回目です。
小学校では、教科書などの学習用具を
「あんな重いものを毎日持って行くのはかわいそうだ」
ということで、
学校に置いておくようになってだいぶたちます。
だから、
中学校でも同様に学校へ置く生徒が多くいますが、
学校での学習は「教科書」に従って進むので、
手元の「教科書」がないと、自習ができません。
また、復習をしようとしても、
ノートやワークブックと共に「教科書」がないと、
手がかりがありません。
その結果、家庭でできることは「宿題」だけです。
これは、学習を進める上で、大きな問題です。
特に中学校になると、
授業時間で学習する量が増えるので、
授業を聞いて、板書を写したノートだけだと、
授業の中身がわからなくなってゆきます。
そうならないために、
ぜひ教科書を使った予習をしましょう。
予習は、次の授業で学習する範囲の教科書を、
前もって読んでみることから始まります。
読んでみると、「???」という言葉や、
「なんでそうなるの?」がわからない事が出てくると思います。
そんな「???」の部分に印をつけておいてください。
そして、授業をよく聞いて、
印の部分の説明をメモしましょう。
その時にわからなくても大丈夫!
家に帰ってから、メモをノートに写しながら、
ゆっくりと理解してゆきます。
そのためには、ノートの使い方を工夫すること。
こうやって、予習⇨学習⇨復習を繰り返してゆくと、
理解が深まります、お試しあれ!
★ 保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ
小学校と中学校での学習の違いについて
気がつかないままの生徒がたくさんいます。
そのため、学習の進展速度や単位時間あたり情報量に
圧倒され、結果として
「授業がよくわからないから、勉強が嫌い」
という生徒が増えてしまいます。
なので、夏休みという学校と切り離された時期に
学習方法の立て直しをお勧めします。
目的は、予習⇨学習⇨復習を繰り返し、
教科内容に多く触れ
理解できる機会を増やす点です。
一番生徒に近い存在で、関係性が成立している皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
具体的な手段を見つけやすい立場にいます。
良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。
10.AUG.2024.ARAI