三泊四日で屋久島に突撃してみた
「屋久島にいく」
これが「大学卒業までにやってみたいこと」の1つでした。
大学で森林を学んでいるからか、友達や研究室のメンバーが屋久島に頻繁に足を運んでいて、
・銭湯がありえんくらい熱い
・鹿と猿がやばい
・自然がすごい
という謎情報を耳にしていました。
そんな不思議なイメージしかない屋久島に、今のうちに行っておこうと思い、友達3人と屋久島に突撃してきました。
今回は、そんな初屋久島突撃で見つけた屋久島旅の5つの魅力を紹介していきたいと思います!!
魅力①:飛行機が小さい
私は、福岡空港から屋久島行きの飛行機に乗ったのですが
意外と小さい..笑
車体の小ささ故の乗り込み~離陸のスムーズさ、車体からの景色の迫力(むき出しのプロペラ?がすごい、、)
帰りは煙がもくもく出ている桜島も見えたりと、乗ってるだけで楽しい空の旅になりました。
他にも、九重連山も見えていたそうですが全くわかっていませんでした笑
次に屋久島にいくときは、前もって飛行ルートを確認しておくのも良いかもしれません!!
魅力②:縄文杉は鬼門
屋久島のランドマーク、縄文杉。屋久島に行ったからには直接見たいですよね!
縄文杉に至るまでの道のりは非常に険しかったです。。
まず朝が早い。。
私は、学会発表の原稿提出に追われ深夜まで作業したのち、4時50分に目を覚ましました。まぶたが強制的に落ちてくるくらい眠かった、、
早朝ということもあり、外は深淵の闇。。
と思いきや、縄文杉へのルートは早朝出発が条件(でないと日没までに帰って来れない)!!
縄文杉登山口行きのバス亭には朝5時台とは思えないほどわんさか人がいて、煌々と電灯がついていました。
朝早く起きて、みんなでわちゃわちゃする雰囲気が楽しかったです。
登山口からは、往復計8時間強の山登りが始まります。とても長い。。
(こんな感じで途中まではとっても歩きやすいのですがその後...(割愛))
マジで足がパンパンになってきつかったです笑
お昼ごはんにドラッグストアで買ったチーズバーガーを食べたんですが旨すぎて泣きそうでした。
本当にきつかったんですが、道中には素敵な景色が多く、とても楽しかったです。
縄文杉付近の標高は1000mを超えます。
つまり、登るほどに植生も変化していくのでとてもオモシロイです。
次に行くときは、
・前日はしっかり寝るー寝ないと危ない
・道中に食べる甘いものをたくさん買っておくー異常に疲れる
・苔植物、樹木の勉強をしていくーわかればわかるほど面白い
の3点を考えておきたいですね
研究室の先輩によると苔植物と着生植物が面白い(らしい)です!!
魅力③:銭湯がアツい
銭湯がめちゃくちゃアツかった、、
特に、尾之間温泉
尾之間温泉は、こんな感じの超レトロな雰囲気の銭湯です。
お風呂場は、島民の方々と旅行者に関わらず
「お疲れ様でーす」
「お先でーす」
という挨拶が自然に飛び交う、ハートフルな空間でした。
挨拶って気持ちいいものですね。
ただし、お湯が激熱です。
体感で50℃くらいの水温で、熱いのが苦手な私の友達が
「イヤォオッッ!!!!!」
と雄叫びをあげるほどアツアツでした。
皆様はどうか、お湯が出てるところから離れたところで入浴して下さい。少しだけぬるくなっています。
次回までには、熱いお湯に動じない忍耐力を身に着けていきます。
魅力④:猿がモフモフしている
屋久島には、ニホンザルの亜種である、ヤクザルがいます。
私は、山間地域でのフィールドワーク中によくニホンザルを見かけるのですが、そのニホンザルよりとにかくモフモフしている印象でした。
小柄で少し毛が長いのが特徴だとか。
・コロコロしていてとにかくかわいい。
・そして、圧倒的な人慣れ感(というか人に興味なし)。
一度、細い橋を渡ろうとしたときに、ボス猿的なヤクザルがノソノソと歩いてきて、思わず道を譲りました。。目つきが怖くて、、
島には1万頭近くのヤクザルが生息しているらしく(島民数とほぼ同じ)、島西部の林道や登山道で必ずといっていいほど出会えます。
次行くときはカメラを準備して、ヤクザルの生態が覗けるような写真を撮りたいです!!
※今回の投稿で使っている写真は、友人が撮影してくれたものです
魅力⑤:巨木に囲まれる
屋久島には、樹齢が数百年を超える巨木が無数に生えています。
樹齢1000年を超えるものが”屋久杉”に当たるそうで、樹齢が数百年の杉は”小杉”と呼ばれるそうです。
小杉て、、
樹齢50年前後で伐採される人工林の杉とはまたスケールが違いますな(T_T)
というわけで、屋久島を登っていくと屋久杉にたくさん出会うことができます。
どの山に行くにも、巨木の間を歩くようなイメージでして、もはや滞在3日目には巨木に囲まれて歩くのが当たり前になります。笑
むしろ安心するというか。
そんな巨木もよく見てみるとやっぱり面白くて、
樹皮にハート型の地衣類がついていたり(わかりにくい笑)、
苔がモクモク生えていたり(withヤクザル)
巨木の上にまた別の木が生えていたり(着生木)と、見るだけでたくさんのことを教えてくれます。
長い間生きてきた証が、その大きな体に刻まれているんですね。
次にいくときは、ゆっくりと巨木を観察する時間を取りたいなと思います。
以上、屋久島旅の5つの魅力でした!!
偶然、旅のおともとして持っていった小倉ヒラクさんの発酵文化人類学という本がとても面白かったので紹介しておきます。
屋久島を、焼酎や魚醤といった発酵文化から眺めてみるのも面白いかも!?
屋久島は、紹介させてもらったポイントだけでなく、トビウオ、鹿肉やカメノテといったローカルフードや素敵なお宿など、魅力あふれる場所でした
↑おすすめの屋久島旅の案内本
皆さんもぜひ、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?!!