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  • 肉体的虐待は受けていない

  • 罵詈雑言を浴びせられたこともない

  • ネグレクトされていたわけでもない

  • 裕福ではないが、貧困家庭でもない

  • 親を好きだけど、親に自分の率直な意見を言えた記憶がない

  • 親を嫌いじゃないし、ありがたい気持ちもあるのに、ずっとどこか息苦しい


どうしてずっと息苦しいの?

  • 親に対してずっと言葉にできていない「もやもや」がある

  • 仲が悪いわけではないけれど、積極的に交流を持ちたいわけでもない

  • 愛されて育ったはずなのに…どうしてだかむなしい

  • ずっと…自分自身を生きていない感じがして息苦しい

今、増えています。大学生くらいから60代まで、得体のしれないむなしさや、もやもやした感情を抱えて生きている人は多いです。いわゆる毒親や虐待・アダルトチルドレンとはちょっと違うような、ぼんやりとしたなにか。

子ども時代に「大人の理解度」「親の役目」を請け負った子どもたち

家庭の数だけ家族の在り方があり、家族毎の「正しさ」があります。
それを他所ごとと認め、他所は他所、うちはうちと理解し受けとめるには、心の成熟が必要不可欠です。

子どもには絶対に受けとめきれないものです。だって学校や習いごとの場で、比べる対象があまりにもたくさんあるから。

だけど家庭の事情により、子どもなのに大人のような器の広さや理解力を求められ、我儘を言ったり自己主張を強めてはいけない空気を感じさせられ、時には子どもなのに「親の良き理解者」の役割を与えられる子どもたちがいます。

彼らは一見するととてもいい子です。
話がはやく空気が読めて、引くところは引き、我儘も言わない。
学校の成績は知らないけれど「地頭」がよく、話をしていてとても楽しい。
人としてとても魅力的。

だけど、感情が定まっていないような気配を感じるんですよね。

本当は「かまってちゃん」「察してちゃん」なところだってあったりする人間らしい自分を無理に隅に追いやって、誰にとっても『付き合いやすい楽しい人』でいなければ…! と振舞っているような、妙なズレ。


  • 他者からの評価がとても、強く、気になる

  • (親を含め)大前提として、心から人を信用できない

  • 尊敬できる人や肩書や権威のある人からすごく認められたい

  • 自分の家族を持つまでは、感情に蓋をして生きてきた

  • 自分の気持ちよりも「世間体の良い〇〇」、「親が認めてくれる〇〇」を基準にモノゴトを選んできたことが多い

  • とくに不満はないのに自分の人生を生きていないような感覚がある

  • 「助かる」「助かった」と言われることがとても嬉しい

  • 大人にとって自分は「育てやすい良い子」だったと思う

  • 自分が本音や本心を言うことは、親の負担になると感じていた

  • 「がんばって成果をあげている自分」を見せてきた

  • 親に心配をかける選択をすることに強い罪悪感がある

  • 大人から褒められるために「自分らしさ」を抑えてきた

  • 自分が「期待されている役割」から外れることへの恐れがある

  • 親を嫌いではないし尊敬もしているけど、感情的な「親子の絆」の実感が薄い

  • 子どもの頃から親にとって「都合の良い話し相手」になっていた 

  • 親や周囲の大人に余計な心配をさせず、面倒をかけないことが「正しい子ども」「良い子ども」「可愛がられる子ども」だと思っていた

毒親育ちじゃない、でもちょっと特殊な家庭環境のばあいも


  • 親御さんに隠れ発達障害がある

  • 「親御さんが正しいと敷いたレール」の上だけを歩かされてきた

  • 親御さんが「同じ体温」で、「同じ熱量」で、ぶつかったり向き合ってくれずに育った ※家族間であまり喧嘩がない/情緒的な交流が希薄

  • 家族それぞれが別々の方向を見ている「単体家族」で育った ※家族間であまり喧嘩がない/情緒的な交流が希薄

  • 親御さんが、子育てをしながら「お父さん」「お母さん」として子どもと一緒に成長しておらず、「社会や世間体が決めたお父さんやお母さんの役割を演じているぽい」家庭環境で育った ※家族間であまり喧嘩がない/情緒的な交流が希薄

  • 「愛しい目」「ぬくもりを感じる目」で見つめられていると感じたことがあまりない ※視線で追われている、単純に見られていると感じることはある

  • 子どもの頃から家族の中に、常に関心を寄せて気をくばらなければならない対象者がいる

  • 反抗期らしい反抗期を過ごした記憶がない

今回の記事のなかに挙げたいくつもの「チェックリスト」のなかで、自分にあてはまるものが5つ以上あるなら、子ども時代のあなたが置いてけぼりになっているかもしれません。

「大人の役割」「大人のような理解度」「大人であるはずの親の理解者」という担当を子どもの頃から仰せつかって、たいへんでしたね。よく頑張ってこられましたね。

□リラックスできている自覚や時間はありますか?
□下記の瞑想ヨガを「最低でも5分間」続けられますか? ※10分続けられたらすごい! ミラクル!

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一 真由〔心とカラダにちょっと詳しいおせっかい先生|カウンセラー〕|あたらしい今日
様々な理由でご家族と離れて暮らす子ども達が「あたらしい明日」に向かって歩いていけるように「スニーカー」を贈る活動を20年以上続けています。いただいたチップは「あたらしい靴」の購入費に充てさせていただきます。