カウンセラーって、ただ聞いているだけ?
私が心理学に興味を持ったのは高校生の時。
テレビドラマ「心療内科医・涼子」との出会い。
(同世代の皆さま、こんばんは)
心理学と無関係の大学に進学したものの、
「心理学勉強したい」第一次ブームが到来した。
図書館で簡単に読めそうな本を漁り、
心理学部の友人に何を習ったか聞く。
ある時、大学構内に学生用カウンセリングルームがあると知り、
どんなことしてくれるのか興味本位で訪ねてみた。
何を相談しただろう。
就活に関する悩みだったかもしれない。
それより何より、ガッカリしたことしか覚えてない。
相槌や同意以外、カウンセラーが何も発しないのだ。
解決したくて門を叩いたのに。
助言の一つもない。
「聞くだけ?!」
結局全然スッキリせず、
二度と行かないと誓って終わった。
そんな私が、何の因果か産業カウンセラーである。
私は「聞くだけ?!」体験を根に持っていた。
だからこそ産業カウンセラー養成講座であの体験を解明したかった。
聞くのではなく聴く(傾聴する)
傾聴はクライエントにカタルシス(自浄作用)をもたらす
傾聴されることでクライエントは安心して内観できる
カウンセリング効果は継続するほど高い
カウンセラーはやみくもに解決策を提供せずクライエントの自助力を支える
ガッカリである。
確かに聞くだけではないが、
これを来談者の誰が初回から理解しているのだ。
大学生の私は前述のとおりガッカリして二度と門をくぐらなかったではないか。
そもそもクライエントが予め学ばなければいけないことではない。
心理学もカウンセリング理論も、
そうそう世間に広く知られているものではない。
カウンセリングが早々に「無意味」の烙印を押されぬためには
別アングルから働きかける必要があるのかもしれない。
実際、働きかけている方が沢山いる。
色んな切り口でSNSやYouTubeで発信しておられる。
カウンセリングが
勘違いによるガッカリなどさせなくて、
気軽で、
必要な時は日常の一部。
それが普通の世界に
私も微力ながら発信したい。
どこかであの時の私みたいに
ガッカリしている誰かさん。
聞いているだけのようで、
カウンセラーはあなたのこころに
誰よりも耳を傾けていますよ。
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