華やかと儚さと再生『ジョン・ガリアーノ世界一愚かな天才デザイナー』
映画『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』観てきました。
切なかった。
私の会社はアパレルセレクト企業とクリエイターを繋ぐプラットフォーム、チーム編成人材キャスティングをしています。
モノつくりをするクリエイティブな業界、私のまわりにはマイナスの感情をコントロールするのが難しい、硝子のような心を持つ人が多いのはたしか。
さまざまな相談に乗るのも私の仕事のうち…しかし、私の心もまぁまぁ硝子で、ときどき苦しいときがある。
最初の頃、悩んで知り合いの精神科医に相談して負を自分のなかに入れない訓練を教わったこともあるほど。
ドクター曰く、抑制が効かない人は駄々っ子すればあやしてくれるだろうという幼児成功体験を使っているのだそう。駄々っ子にはスルーを徹底しなさいということでした。
なるほど…
近しい人、力になってあげたい人にはどうすればいいのかも知りたかった。
それは自分が悔いなきようすればいいね。
感情のコントロールは必要なんだけど"抑制"が効かない、興奮してしまう、クールダウンを待つ、これは自閉症スペクトラムの症状でもあり、線を越えてしまったら専門家に委ねるしかなくなる。。
本人もまわりも辛いことだね。
映画のなかでアナ・ウィンターがガリアーノを助け続けたことが心に残ってる。
アナ・ウィンターの名言に
『怒りを抑えられなくなった時が潮時』があるのだけど、私も力になりたいと思うときは、あなたまだ潮時ではないからの気持ちがある。
この映画でアナ・ウィンターやモデルたちの母性のような愛にも感動しました。
心に刺さる台詞がたくさんある映画だったな。
儚さと再生。
私の人生もだわ。
器は小さいけれど。