見出し画像

日本について外国人に聞かれたら?ー日本の教育事情(大学と就職活動)ー

前回は『日本について外国人に聞かれたら?』シリーズ3で、日本の教育事情(小学校〜高校)について書きました。

今回は、大学受験と就職活動について書きたいと思います。

昨今の日本は”学歴社会”というほどではなくなったかもしれませんが、”どこの大学を出たか”は一生ついて回るステイタスのようなものでまだまだ重視されています。新卒採用においても、依然として大学名でフィルターをかけている企業が多いのが現状でしょう。

”一流企業”に入りたいのなら”一流大学”に入る。働き方や意識が多様化してきてはいますが、今もこの考え方は根強く残っています。

それでは、それぞれを詳しくみてみましょう。

大学受験

かつて日本の大学受験は”受験戦争”などと言われていました。

これまでの大学入試といえば、ペーパー試験による選抜が一般的でしたが、昨今は大学入試の選抜方法も多様化しており、推薦入試や総合型選抜(旧AO入試)の導入で、今までの学力偏重主義から脱しつつあるように見えます。

今年1月には従来のセンター試験にかわって初めて「大学入学共通テスト」が実施されました。新しい試験は知識の理解の質を問う問題、思考力、判断力、表現力等を発揮して解く問題などに重点が置かれ、より深い理解が求められる問題になっているようです。

ただ選抜の方法が多様化したとはいえ、少子化で大学に入りやすくなったとはいえ、一部の人気大学は相変わらず高倍率で狭き門。大学合格に向けてのバトルは今もなお繰り広げられていると言えるでしょう。

就職活動

就職活動(就活)は大学生活を締めくくる一大イベントです。

就職活動のシステムは国や文化によって違います。日本の就活は世界的に見ても非常に独特で、新卒一括採用であることが最大の特徴です。新卒一括採用とはある時期をさかいに就活が一斉にスタートするというものです。

就活で重視されているのが「学歴(どこの大学を出たか)」です。今もなお多くの企業で学歴が採用の判断基準の一つになっている理由は、「その大学に入ることができる学力」=「地頭のよさ」、「与えられた土俵でコツコツと努力を続けられる姿勢」、「努力の結果」を重視しているからです。

もちろん学歴が高いから仕事ができるというわけではありません。いったんフィルターにかけた後は数回にわたる面接があります。一般的に”ポテンシャル”=素直で学習意欲の高い人が好まれ、就職後の成長力を見越して採用を決定する傾向があります。

つづきはcotohajimeのブログ記事をご覧ください。

日本語教師応援サイト cotohajimeの運営会社であるCoto World 株式会社で、日本語教師登録制度をスタートします。ご登録いただいた方には、オンラインレッスン、企業派遣を中心にお仕事の案件や、各拠点での募集などの情報を優先的にお送りいたします。日本語教師のお仕事にご関心のある方はぜひこちらのリンクをご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?