英語話者に多い「行く」と「来る」の誤用
この「今行く」、英語なら”I’m coming!” になります。 “I’m going.” とは決して言いません。もし “I’m going.” なんて言ったら「え、これから出かけるの?」と言って、片づけられてしまうかもしれません。
このように、英語では “come” を使うケースであっても、日本語では「行く」を使うことがあります。皆さんも英語を勉強していたとき、こんな言い間違い、ありませんでしたか。
さてさて、日本語のレッスンでもこれと同じようなことがおこります。
うーん、言いたいことはわかるけど、ちょっと違うんだな〜。こんなとき、みなさんはどのように学習者の言い間違いを訂正しますか?まずは、ご自身で「もやっと」する原因がなぜか考えてみてください。
日本語における「行く」と「来る」
① ふたりが同じ場所にいるとき
日本語初級のはじめに出てくる動詞「行く」と「来る」の基本的な考え方はこちら。「行く」と「来る」は日本語であろうが英語であろうが、話し手とその相手が同じ場所で話している限り何の問題もありません。
②ふたりが別の場所にいるとき
問題は、話し手とその相手が別の場所にいるときです。こちらの考察についてはコトハジメのブログを是非ご覧ください。
本日のまとめ
「行く=go」「来る=come」と教えるのはキケン!!!
「行く」「来る」のポイントは今いる所から遠ざかるか、今いる所に近づくか
こういう間違いがよくあるということを私たちも認識し、準備しておきたいですね。初級の最初の「行く」「来る」のレッスンのとき、QA練習のタイミングでまずはイラストなどを使ってサクッと紹介するといいかもしれません。でも、ここで紹介しなくてもかまいません。間違ったときにクラスでシェアするのも良いと思います。間違ったときのほうがより自分事として捉えられますから記憶に残ります。
同じように、「持っていく」と「持ってくる」、「連れていく」と「連れてくる」(英語の “bring” と “take” )でも同じような誤用があります。どこか頭の片隅に置いておいてもらえると良いかなと思います。
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