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組織を強くするマネジメント術
もう迷わない!組織を強くするマネジメント術 ~7つの幻想を打ち砕け~
#PIVOT #組織マネジメント #マネージャー 役割 #強い組織 #マネジメント スキル #チームビルディング #リーダーシップ #強いチームの作り方 #1on1
「フラットな組織」「民主主義」... 一見理想的に聞こえる組織論に惑わされていませんか? 実はそれ、大きな落とし穴かもしれません。ナレッジワークCEO麻野浩司氏が解き明かす「組織マネジメントの7つの幻想」から、本当に強い組織を作るためのマネジメントの本質をまとめました。
大変学びになりました。
幻想だ!と言い切ってくれるので、そうそうと、心地よかったです。
「組織マネジメントの7つの幻想」
1. フラットな組織は"幻想"!ヒエラルキーが組織を救う
「全員が平等な、風通しの良いフラットな組織」... 憧れますよね? しかし、麻野氏はこれを「根本的に間違い」と一刀両断! 組織が大きくなると、コミュニケーションラインは爆発的に増え、収拾がつかなくなります。10人のチームで45本、100人のチームならなんと4,950本! これでは現場は混乱し、組織は弱体化してしまいます。
そこで必要なのが、「階層」=「ヒエラルキー」です。適切なチーム分けとマネージャーの配置が、組織を崩壊から救います。マネージャーは、経営層とメンバーを繋ぐ「結節点」として、重要な役割を担うのです。
最強マネージャーの必須スキル(1):「結節点」力
優れたマネージャーは、経営層のビジョンと現場の声を双方向に伝え、組織の一体感を高めます。現場に寄り添いすぎて経営層との溝を広げたり、逆に経営層の代弁者となってメンバーのモチベーションを下げたりするのはNG。双方の視点を理解し、バランスを取りながらチームを導く「調整力」こそが、マネージャーに求められる真のスキルです。
2. 民主主義のワナ!スピード決断には「独裁」も必要
「みんなで決める民主的な組織」は理想的に見えますが、ビジネスでは意思決定の遅さが命取りになります。変化の激しい現代で勝ち抜くためには、「スピード」が何よりも重要。時には「独裁」、つまりリーダーが最終決定権を持つことも必要なのです。
最強マネージャーの必須スキル(2):爆速決断力
マネージャーは、迅速かつ的確な意思決定でチームを前進させる責務を担います。完璧な正解を求めるのではなく、「早くて強い決断」を心がけましょう。多少のリスクがあっても、素早く決断し、実行しながら修正する。リクルートの金言「三角形の2辺は1辺より短い」を胸に、爆速でPDCAを回すことが、成功への近道です!
正直、怖いし失敗したときの針のムシロ感が辛いんですけどね。
うだうだしていると間に合わなくなります。
3. 良いチームは「仕組み」が作る!マネジメントは全員参加で
「良いチームは優秀なマネージャーが作る」... いいえ、違います! マネージャーだけに頼らず、「仕組み」で強いチームを創り上げましょう。マネジメントは、全員参加型のチームスポーツなのです。
最強マネージャーの必須スキル(3):仕組み化 & 巻き込み力
有能なマネージャーは、自分の得意・不得意を理解し、メンバーに協力を求めます。麻野氏自身、経営方針の伝達は得意でも、メンバーの状況把握は苦手とのこと。だからこそ、得意な人に任せ、マネジメント機能を「分担」する。これが「仕組み化」の極意です!メンバーを巻き込み、全員でマネジメントする組織を目指しましょう。
4. カリスマ不要!マネジメントは「型」の習得から
「カリスマ性あふれるリーダーシップ」に憧れる必要はありません。優れたマネージャーに必要なのは、「独自性」ではなく、普遍的な「型」です。
最強マネージャーの必須スキル(4):「型」のインストール
「目標設定」「1on1」「評価」など、マネジメントには基本の「型」があります。まずは、これらの「型」を徹底的に学び、実践すること。業界・企業規模を問わず通用する「型」をインストールし、再現性の高いマネジメントを実現しましょう!
歳を取ってそれなりに成功体験を重ねてしまうと、経験からくる自己流になってしまいますよね、ベテランのそこのあなた、要注意です。
5. 指示出しはNG!「なぜやるか」そして「どうやるか」を示して、メンバーを動かせ
「あれをやれ」「これをやれ」... 指示ばかりのマネジメントでは、メンバーは疲弊するばかり。真のリーダーは、「なぜやるか(Why)」そして「どうやるか(How)」を語り、メンバーを動機づけます。多くのマネージャーは「何をやるか(What)」ばかりに目が行き、メンバーが腹落ちするところまで落とし込めていません。
最強マネージャーの必須スキル(5):内発的動機付け
「なぜこの仕事をするのか」その意義を理解し、共感することで、メンバーは自ら動き出します。経営理念や事業戦略を分かりやすく伝え、内発的動機に火をつける。さらに、メンバーの価値観やキャリアプランに寄り添い、成長の機会を提供する。これこそが、マネージャーに求められる「動機づけ」の技術です!
6. 問題は隠すな!「見える化」でチームは強くなる
「問題のないチーム」が理想? いいえ、それは問題を隠しているだけかもしれません。健全なチームとは、問題をオープンに議論し、解決できるチームです。問題がないように見えるチームは、実は「問題が隠蔽されている」「問題が認識されていない」「問題提起が許されない雰囲気がある」可能性があるのです。
炎上チームに介入すると蓋を開けてあらビックリって本当に良く目にしますが、ここを解決出来るととても効果的に健全化していきますね。
課題は「教えてくれてありがとう!」の精神です。
最強マネージャーの必須スキル(6):問題の見える化
メンバーが安心して問題を報告できる環境を作り、「問題をテーブルの上に載せる」ことを奨励しましょう。問題が「見える化」されれば、チームで解決策を導き出せます。問題解決を通じて、チームは成長するのです!
7. マネジメントに「正解」はない!実践と学習のサイクルを回せ
「絶対的なマネジメント手法」は存在しません。状況に応じて最適なアプローチは変わります。不確実な時代を生き抜く、最強の武器。それは「学習し続ける力」です。「唯一の正解」を求めるのではなく、状況に応じた「最適解」を導き出そうとする姿勢が重要です。
最強マネージャーの必須スキル(7):学習力と適応力
常に学び、試行錯誤し、チームに最適なマネジメントを追求し続けましょう。過去の成功に固執せず、変化に適応する柔軟性が重要です。社内外から広く学び、マネジメントの引き出しを増やし、実践を通じて、あなた自身の最強のマネジメントスタイルを作り上げてください。
もちろん、分かっていたものもありましたが体系化したうえで理解が出来たので、とても勉強になりました。「幻想を捨てる」という視点が心地よくて、少し救われた気持ちになりました。興味が湧いた方は是非Youtube動画の方も視聴してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。この記事が、もしも何かの役に立てたり考えるきっかけになれたら、スキなどリアクションを気軽にいただけると嬉しいです!