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ひまわりの言葉

「あなただけを見つめています。」
向日葵の花ことば。
太陽神アポロンに一目惚れした海神の娘、
海の精クリュティエ。
叶わぬ恋に嘆き悲しみ、
彼女はひまわりの花になってしまったという。

神話の世界だけど、
恋のあり方は今も基本的に変わらない。
クリュティエのように花に姿を変えることは
できないにしても、恋した人を思う心は
いつの時代も変わりはしない。

それを大切にできない人は
自分の気持ちを偽るか、
納得できていないのに納得したつもりで
オトナぶっているのだろう。

叶わない恋であっても
誰かを愛した記憶はかけがえのないもの。
その記憶を封印してまでも進む勇気はない。
むしろそんな勇気など欲しいとも思わない。

かつての恋は今も心の片隅に息づいている。
それが純粋であればあるほど確かなものとして。


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