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支えられ、支えること

4年前の明日、僕は退院した。
その前年のクリスマスの日、2度の吐血をして
2回目の吐血をした夜に緊急搬送され、即入院。
死にかけた僕は一命をとりとめた。
そして、この日に退院した。

そして、それからいろいろ考えた末に思い立ち、
郷里に帰ることにして、半年後に地元に戻ってきた。
この時の判断は正しかったように思う。
今、思えば、何かに導かれた判断だったのかもしれない。
その後、定期的に病院に検診にはいくが、僕は生きている。

病気を抱えるということは生きていることを
日頃から意識するということに他ならない。
その中で、人生後期をリデザインしていくことだと思う。
時間が有限だということにも意識が向く。
自分が一人ではないことにも思いが寄る。

意識するもしないも関係なく、人は誰かの支えの中で
生きているものだ。それも一人ではなく大勢の支えがある。
支え、支えられる相互の関係性が人をつくっているのだな。
これまでの人生がそうであるなら、これからは支える側を
もっと意識して自分の存在を生かしたいと思う。

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