幾時代か過ぎて
乾ききった時代がありました
その上で息も絶え絶えの人間が
言葉少なく生きておりました
気候がおそろしい勢いで
変わっていくのを
他人事のように流していました
あまく見た人間たちは首を絞め
気づいたときは
ついていけなくなっていました
変わっていく環境が
いびつな地球に変えていきます
そんな時代がやってきていたのです
まだ地球から逃れる技術を
確立もしていない上に
移り住む惑星も見つかっていません
そんな人間に生き抜く術はありません
ただ乾ききった空気の中で
息も絶え絶えに死に逝くだけなのです
どの時代にまで戻れば
やり直せるのでしょう
それこそ夢のまた夢のようなこと
過去に戻ることはできません
早く気づいて未来を変えることです
それが生き延びるただ一つの道なのです