承認欲求に応える
承認欲求は生存欲求に強く結びついています。
認められることで生きて行く価値を自覚する。
生きていていいんだと自己確認する行為になる
のだと思うのです。
これは、ここに居ていいんだという存在の
確認にも通じます。
子どもの頃は特にそれが強く、
子ども時代にそれを充たすことなく、
また出会えないまま成長して行くと、
その欲求が歪んだ形で爆発してしまいます。
他人を傷つけるとか、自分を殻に閉じ込めるか
自分を死に追いやるとか…。
極端な場合ですけど、
命を軽んじるようになってしまうと思います。
子どもの社会認識範囲は狭く、
その中で承認欲求を充たすには、
身近な場所がそれに応えなければなりません。
親や学校が重要な位置付けをなしているので、
子どもたちの関わることが多い大人たちは
それを認識しておかなければならないと思います。
承認欲求は大人になればなくなるものではなく、
その先もずっと続くものです。
そのあり方は個々人で違ってきますが、
子ども時代の影響(トラウマ)は影を落とします。
そのことを自分自身も自覚しておかなければ
どこかの時点で自己喪失に陥ることもあります。
承認欲求は生存本能と結びついていると
再認識しておきたいものです。