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はだかのまま

はだかの言葉を交わした
あのころは何の装飾も
比喩もいらなかった

そんな言葉しかあつかえなかった
若いふたりには
感情にまかせて
ぶつかることしかできなかった

ふたりの間の時間が進んで
振り超えることが
できるようになったら
悔やむことが心のひだを傷つけていた

泣きそうな曇り空を見つめて
愚かだった自分を責めても
もどらない時間の狭間が
ふたりの間には残っている

ふたりははだかのままで


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