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依存心が強い人は・・・

テレホン人生相談の加藤諦三先生のお言葉に、
「依存心が強い人は、時に非常によく相手に尽くします。」というのがあります。

父も母も、親からしてもらえなかったことを、子どものためにしてやることが、深い愛情と信じていました。

両親にとって、本やピアノは、生活に必要のないもので、それを欲しがる私は、わがまま者でした。

りっぱな子育てをすることに重きを置く両親は、「豊かな人生を生きる」意味を知らなかっただけで、常にがんばって私を育ててくれました。

私は、好きなことも感情を共感されることも諦めて、孤独な小学生時代を過ごしました。

中学生になり、ようやく自分の意思を持つようになりました。
小遣いから好きな本を買うようになり、喧嘩腰にお願いして、ピアノを買ってもらいました。

本もピアノも、小さい頃から好きだったけれど・・・。
純粋に好きなことを追求していたわけではありません。
好きな気持ちのほかに、与えられなかった怒りの感情や、認めてもらえなかった悔しさ、自信のなさや、不安な気持ちなどがあります。

今日は、4月1日、桜の蕾もふくらんで、暖房も要らないくらいの暖かさです。古い家に置かれたままのピアノを弾いてみました。

若いの私は、誰かに認められたくて、むきになって弾いていました。

久しぶりに弾いてみて、今なら、もう少し感情豊かに弾けると思いました。
私は、楽譜通りに弾いているけど、感情がこもっていないと、当時の先生からよく言われました。

心理学を学び、年齢も重ねて、認めたくない自分に少しずつ向き合い、ようやく感情のいろいろが、受け入れられるようになって来た今日この頃です。




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