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「世界のミステリースポット」~英語多読のための読書ガイド [ノンフィクション]~

英語学習誌『多聴多読マガジン』連載記事「多読のための読書ガイド」からのスピンアウト! 多読のプロたちによるおすすめの良書(英語の本)を紹介するコーナーです。


ノンフィクション編 ~2024年04月号~

執筆:伊藤 晶子 (日本多読学会会員・公認会計士)

世界のミステリースポット

今回は、読んでわくわくする世界のミステリースポットについての本を2冊ご紹介します。

どちらも出版社ペンギン・ランダムハウスの子ども向けノンフィクションシリーズの本です。

このシリーズは、Who Was/Is?という伝記シリーズから始まり、What Is?という歴史上の事件シリーズ、Where Is?という世界の有名な場所を紹介するシリーズ等どんどん拡大しており、ペンギン・ランダムハウスのサイト*にアクセスすると、シリーズ各本の紹介が読めます。

まず、1冊目のWhat Do We Know about Crop Circles?ですが、クロップ・サークルとは、畑や草地の中に一夜にして突然出現する不思議な模様で、特にイギリスで多発しています。

このクロップ・サークルがなぜできるのか?

悪魔の仕業、宇宙人説、プラズマ現象によるものなど様々な説があります。

後半、謎の解明に向け盛り上がっていき、一気に楽しく読める本です。

2冊目のWhere Is the Bermuda Triangle? はバミューダトライアングルと呼ばれる海域を取り上げています。

バミューダトライアングルは、フロリダ半島の南端と、プエルトリコ、バミューダ諸島を結ぶ三角形の海域で、飛行機や船の消失、船だけを残し乗務員が全員消えるなど、怪事件が多発していることで有名です。

宇宙人説、タイムワープ説など様々な説が流れますが、ひとりの図書館員が謎の解明に立ち上がります。

(1)『What Do We Know about Crop Circles?』 (What Do We Know about?)

YL 2.8-3.8
著者 Ben Hubbard
出版社 Penguin
総語数 7,932 語

麦畑等で作物がなぎ倒され、円を中心とした不思議な文様が形成されるクロップ・サークル。

1600年代からその記録があり、イギリスを中心に世界各地でその出現が報告される。

なぜクロップ・サークルができるのか?


(2)『Where Is the Bermuda Triangle?』(Where Is?)

YL 2.8-3.8
著者 Megan Stine
出版社 Penguin
総語数 7,972 語

1945年の午後、5機の軍用飛行機が訓練飛行でフロリダを飛び立つが、突然消息を絶つ。

消息を絶ったのは、のちにバミューダトライアングルと呼ばれる海域。

その後も船や飛行機が同じ海域で消える事件が続く。


『多聴多読マガジン4月号』発売!

4月号の特集1は「アクティブ英語多読のすすめ」です! 
本をどんどん読んでいくことで広がる世界がある。高校生から83歳を過ぎて多読を始めた人まで、本とともにたくましく世界を拓いてきている人たちから多読の力とその可能性をみていく。

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たツールたち。みなさんは使いこなせているでしょうか?
2024年2月現在ではさらに強力かつ使い勝手の良いツールへと成長しています。特に音声認識や音声応答に対応したことで、より一層英語学習に役立つようになっています。
ぜひこの機会に生成AIを英語学習に活用してみてください。

英語スピーチはエド・シーラン、映画スターインタビューは『哀れなるものたち』主演のエマ・ストーン。

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