2017年3月の記事一覧
『木皿泉』に見る、わたしのすきな夫婦のかたち
木皿泉という脚本家がいる。
ドラマ『すいか』『野ぶた。をプロデュース』『セクシーボイスアンドロボ』などを手がけており、『木皿泉』とは、和泉 務さんと妻鹿 年季子さんの共同ペンネームだ。
わたしはこの脚本家のドラマがだいすきで、書いたのはいったいどんな人なんだろうと思っていた。のちに発売されたエッセイ『二度寝で番茶』でおふたりが夫婦だと知った。和泉さんは2004年に脳出血を煩い、妻鹿さんは200
私信:完成度と売ることについて
完成品じゃないとお金をもらっちゃいけないというのは完全に思い込みだし、消費者としての甘えの裏返し(売られているものはたとえ少額でも完成度が高いものでなくてはいけないと思っているし、売り手にも勝手にそうあるべきと思い込みを押し付けている)でしかありません。
経営者としては「いかに完成度が低いものを高く売るか」が腕の見せ所。
作り手=売り手(経営者)になる作家さんは、そこが混乱しがち。
(もうちょっ