死んだらどこへ行くのか~ウィアーの死世観
YouTubeチャンネル「真実の目」で、アンディ・ウィアーが書いた小説「エッグ The Egg」(2009年)をミニドラマにした動画がアップされました。今回は、このストーリーを味わうための視点や考察を交えて紹介します。
アンディ・ウィアーとは
アンディ・ウィアー(Andy Weir)は、SF小説「火星の人」で知られるアメリカの作家です。科学技術への深い知識と人間ドラマへの洞察力が高く評価されており、「アルテミス」や「プロジェクト・ヘイル・メアリー」などの作品も人気を博しています。
SF小説「エッグ」~死後の世界
あらすじ
ある日、「男」(人間)は自分が事故死したことに気づきます。そして、「私」と名乗る存在から、死後の世界について説明を受けます。「私」は宇宙の知性(Cosmic Consciousness)であり、「男」は新たな人生へと転生していくことを告げます。
科学的考察
物語の中で語られる死後の世界は、以下の科学的仮説に基づいて構築されています。
シュミレーション仮説: 私たちが生きている世界は、より高度な文明によって作られたシミュレーション世界であるという仮説。
単一電子宇宙仮説: 宇宙全体が単一の電子から構成されているという仮説。
ホログラフィック宇宙理論: 宇宙は二次元情報から投影されたホログラムのようなものであるという理論。
これらの仮説に基づき、「エッグ」では死後の世界を以下のように描いています。
死後、人間は意識だけの存在となり、宇宙の知性によって管理される。
宇宙の知性は、人間を新たな人生へと転生させる。
転生は、人間が学び、成長するために必要なプロセスである。
「エッグ」のプロット
男は宇宙の知性から、死後の世界について説明を受け、次の転生へと向かいます。しかし、男には自由意志はなく、宇宙の知性によって決められるがままにされています。
タイトルでもある「エッグ」とは、胎児を育てる卵型の保育器のようなものをイメージすると理解しやすいかもしれません。保育器の中では、胎児の知性と精神性を成長させるためのシュミレーションによる教育が行なわれています。宇宙の知性が「必要十分」いう評価を与えるまで、この実験が終わらないことが示唆されています。
人間に自由意志はないのか?
小説では、「男」は自由意志を持たない存在として描かれています。しかし、人間は単なる被験者にすぎない、受動的存在で良いのでしょうか。
宇宙は人間の知性・精神性に懐疑的なのか?
宇宙の知性は、秩序を重視します。人間の自由意志にまかせておくと、カオスが発生するというのは歴史が証明していることから、人間に自由意志を認めることは制限されているかもしれません。しかし、人間は自由意志によってこそ、創造性や革新性を発揮することができます。
「男」が宇宙の知性を認めさせるような評価を得るには、宇宙の知性に人間の価値を認めさせなければならないかもしれません。そこに、人間の意識の転換点があるはずです。
あなたは、この小説にどのような感想をもちましたか?
シュミレーション世界から脱出して、苦しみのない世界に生きる地平に立ちたいと願う人々に、深い考察点を提供してくれる優れた小説ですね~🥰
統一場への意識拡張
「男」のように死んでから宇宙の知性と対話するのではなく、生きているうちに情報が欲しいという人は、統一場に意識拡張できる能力が必要になります。実践法について、UFO研究で有名なスティーブン・グリア博士が語っています。
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日月神示に書かれていることは、宇宙の知性からの情報です。日本人のアセンションについて、メンバーシップにて記事を書いています。よろしければ、下のリンクからどうぞ😎