『風の谷のナウシカ』に学ぶ水資源の危機と解決策 - 今できる行動とは?
みなさんは、ジブリの名作『風の谷のナウシカ』をご覧になったことはありますよね? この映画では、人間が引き起こした『火の七日間』による核戦争で破壊された世界が描かれています。毒の霧が漂い、生き延びるために過酷な環境に適応せざるを得ません。
主人公 ナウシカは、「きれいな水と土で育てれば、腐海の木々も毒を出さない」と気づき、汚染が浄化されるシステムを発見します。このシーンは、水や環境の再生力と、それを守ることの大切さを私たちに教えてくれます。
謎めいたラストシーン
ナウシカの最後のシーンはミステリアスですね。このシーンだけを見ると腐海で果実の種が芽吹き、わずかな希望を感じさせます。象徴主義的にも「復活・再生」の意味になります。しかし、「失われたヘルメット」のシンボリズムは、頭を保護するものがないことから、迫り来る危険に対する防御策がないと解釈できます。原作漫画を読んだ方はおわかりだと思いますけれど…
地球はすばらしい再生力を秘めていますが、命がけで守らなければ失われていくということを、この映画のラストは暗示しています。
日本の水資源が直面するリスク
現実に目を向けると、私たちの生活に欠かせない水資源もまた、危機にさらされています。すでに宮城県では外資が水道事業に参入しており、全国的に民営化がすすめば、質の悪い水に高い水道料を課したり、水資源が海外の利益のために枯渇する懸念も広がります。さらに、日本は地震や台風などの災害が多発するため、被災地の貴重な資源が外資に安く買い取られる傾向もみられます。ナウシカの物語が示すように、豊かに見える環境も守り手がいなければアッという間に失われてしまう運命をたどりかねません..…
インフラを守る課題解決策
私自身も能登の海洋深層水を購入して支援していますが、海水を高品質な真水に変える先進技術が海外企業に買収されるかもしれないという不安が、常に頭をよぎります。こうした問題意識を持ちながらも、個人で企業を支えるような資本力はありません.…
ここで注目したいのが、前澤友作さんが11月20日から開始する新事業『カブアンド』です。かつて私は、前澤さんのコミュニティで水道民営化問題を見越して、ウォーターサーバー事業に関する提案をしたことがありました。
今回のプロジェクトにウォーターサーバー事業があったので、すぐに目論見書をダウンロードして読みました。ウォーターサーバー以外にも電気・ガス、通信などのインフラ関連事業やふるさと納税事業があり、『カブアンド』が提供するサービスを利用すると、株券がもらえるという仕組みです。
株券をもらうメリットとは
私たちは「ポイント還元」にはなじみがありますが、「株券」がもらえると聞いてもピンとこないかもしれません。そこで、「ふるさと納税で能登の水を買う」という例を使って説明してみましょう。ペットボトルを買うという行動は同じですが、この仕組みでは単なる消費者から株主に変わるイメージです。
株券を持つことで、株主総会で意見を述べる機会が与えられ、単なるユーザーではなく、発言権を持つ株主としてインフラを守る行動に参加できるのです。また、『カブアンド』が成長して上場すれば、株券の価値が上がる可能性もあり、利益を生むチャンスにもつながります。さらに、ふるさと納税は減税の対象となるため、権利・利益・減税という3つのメリットを得られる点が特徴です。
これまで「ふるさと納税で能登の水を買う」といった復興支援の一環にとどまっていた行動が、この仕組みを利用することで未来を支える投資に変わり、社会に対する影響力を持つことができるのは、大変魅力的だと感じています。
まとめ
私はこれまで、都市伝説系の記事を通じて問題提起をしてきましたが、ソリューションを提示できずに悩むこともありました。しかし、『カブアンド』は普段の消費行動を少し変えるだけで、政治家が守ってくれないインフラを自分たちで守る行動に変えられる可能性を示してくれます。
この記事はアフィリエイトなどの収益目的ではなく、考え方のヒントになればと思って書きました。よろしければ参考にしてくださいね。
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