女子旅2023夏3 - フィンランドでキャンプしてユネスコ文化遺産の音楽祭を観てきた
フィンランドのスタイルでキャンプしながらユネスコ文化遺産「カウスティネンのフィドル演奏」の祭典「カウスティネン民俗音楽祭」を観てきました。
2023年の夏、フランスのレ島、アルカション・ボルドー、そして北欧フィンランドを旅しました。その旅日記の第3回、フィンランド編第1回です。
1. フィンランドはキャンプ天国!
国内ではときどきキャンプに行く私ですが、一度海外でもキャンプをやってみたかったんです。でもテントなどのキャンプグッズを海外に持っていくのって、重いしかさばって大変ですよね。最近は、航空会社によっては人より荷物の料金の方が高かったりするし💢💢
フィンランドはキャンプ天国。いろいろな記事、特にフィンランド在住の日本人の方たちの体験記を読むと、日本とフィンランドではキャンプのスタイルが違うことに気づきました。例えば・・
つまりフィンランドでは、キャンプにテントも焚き火台も持っていかなくていいんです!それなら私にもできる!(もちろんテントでキャンプする人もたくさんいます)
そんなわけで、フィンランドでフィンランドスタイルのキャンプ旅にトライしました。
2. 伝統的ナイフ「プーッコ」とキャンプ道具の準備
7月13日。ヘルシンキでキャンプ道具の準備のためお店巡りしました。
まずはナイフ。フィンランド大好きな私は、以前からフィンランドの伝統的なナイフ「プーッコ」を欲しかったんです。
そんなわけで、ヘルシンキで真っ先に向かったのはナイフの専門メーカー「マルッティーニ Marttiini」のお店。
Marttiiniのお店には親子連れのお客さんもたくさんいました。
フィンランドでは子供の時に親がナイフを買い与えて、ナイフの便利さと怖さ、自然の中での生き方を学ばせるそうなんです。お父さんかっこいい!
店内にはいろいろな形のナイフが!
アウトレット品も置いてます。定価の1/3ぐらいのもありましたよ。
実はヘルシンキにはもうひとつ、気になるナイフ専門店があったので行ってみました。トラムで数分先のお店「MyGoodKnife」。マルッティーニ以外にもフィンランドのいろいろなメーカーのナイフを扱っているようなのです。
ディスプレイには、数は少ないけど選りすぐりのプーッコが!
女性店員さん(もしかしてマダム?)が私の希望を親身になって聞いてくれて、私の手のサイズも見ながら選んでくれたのは「Wood Jewel」のハンドメイドのカーボンスチールのプーッコ。
ハンドルサイズ、重さのバランス、手触りが私の手にぴったりとフィットします。いくつかある中から、ハンドルの模様が一番気に入ったものを選びました。こういうのって、ネットショップでは味わえない贅沢ですよね。
店員さん、ありがとう!!
ナイフの次はコーヒー豆。映画で有名な「かもめ食堂」の近くにある「Kaffa Roastery」で、お茶がてらにダークローストの豆を買いました。
ちなみにこのお店の前はトラムの始発駅なので、電車の運転手さんも発車までの合間にここでリラックスしてるんですよ。
お店の奥に、コーヒー豆の自家焙煎のための大きな設備があります。
最後は飛行機に載せられなかったガス缶。ヘルシンキ中心街にあるアウトドア用品店「パルティオアイッタ Partioaitta」へ行きました。
CB缶は日本独自仕様だけど、OD缶はヨーロッパ中で売っています。フィンランドは夏でも涼しいからか、置いてあったのはすべてプロパンガス入りの低温対応のものでした。(日本のプリムスも!)
スノピのチタンカップもありました。日本のアウトドアブランド、結構強い!
この日の午後はヘルシンキで街ブラ。
「モモチ MOMOCHI」。かわいい名前に惹かれて入ってみたら、なんと食感が日本の「MOCHI = 餅」のようなドーナツ菓子でした。
3. ヘルシンキの空港ホテル
今回はヘルシンキ空港到着が深夜だったので、ホテルは空港近くの「Scandic Helsinki Aviacongress」を取りました。20平方メートルのお部屋、無料の空港シャトルと朝食ビュフェ付きで79.2ユーロ/泊でした。
朝食は十分でしたよ。旬のいちごのスムージーは大人気!
4. 列車でタンペレへ、レンタカーでキャンプ場へ
7月14日朝。列車でタンペレへ。
タンペレでレンタカーをピックアップ。トヨタのヤリス・ハイブリッド。この車、料金が安くてオートマで低燃費なので好き!ここからひたすら北を目指します。
フフタニエミのキャンプ場に着きました。今夜はこのコテージ!
2段ベッドとトイレ、キッチンがついています。
キャンプ場は川沿いです✨✨
5. カウスティネン民俗音楽祭 Day1
荷物を降ろして「カウスティネン民俗音楽祭 Kaustinen Folk Music Festival」に行きました。「カウスティネンのフィドル(バイオリン)演奏」はユネスコの無形文化遺産なんですよ!
町の公民館の音楽会のようなものを想像していたら、全然違っていました。なんと街全体が音楽会場!メインアリーナとなるサーカス小屋の周りには、楽器を持った人々があっちにもこっちにも♬
音楽祭の地図。それぞれの数字が全部コンサート会場なんです。
カフェでも当然のようにコンサート♪
お客さん参加型のコンサートもやっていました。楽しそう!
6. キャンプ場で焚き火ごはん、焼きマッカラ
音楽祭は夜中までやっているのですが、おなかがすいたのでキャンプ場に戻って夜ごはんにします。と言っても、もう夜の8時半。
川のほとりの焚き火小屋で薪割り。早速昨日買ったナイフの出番!
薪小屋には白樺の薪が溢れていました。薪が足りなければ自由に持っていくシステムです。
焚き火小屋にはこんなワイルドな串が標準装備!マッカラ(ソーセージ)をぶっ刺して焼きます。
いっただっきま~す!🍺があればマッカラは何本でもいけるよね!
フルーツは黒プラム。(プルーンに見えるけどプラムです)これが柔らかくて甘~いの!
夜10時なのに、焚き火小屋のまわりはまだこの明るさ!
7. カウスティネン民俗音楽祭 Day2
7月15日。朝ごはん。ダイソーの1100円コーヒーメーカーは私の旅の必需品!
ふたたびカウスティネンの音楽祭会場。
このグループのリーダーは、実は私のコテージのとなりのコテージに泊まっていた御夫妻。昨晩、焚き火しているところに遊びに来てくれました♬
今このキャンプ場には、音楽祭の出演者もたくさん宿泊しているそうです。とにかく広くてきれいなところ。私が取れたのはたまたまかも。
音楽祭には、にぎやかなコンサートもあれば静かなコンサートもありました。この不思議な楽器はニッケルハルパというスウェーデンの楽器だそうです。フィンランドの森の神秘をそのまま音楽にしたような、すごく魅力的な演奏でしたよ。
会場内にはカフェテリアもあります。これで14.9ユーロ。
8. 音楽祭最終日の夜
音楽祭は7月10~16日だけど、実はこの日(15日)が実質最終日なんだそうです。そんな日に来られてラッキー!
会場の空気は最高潮。やっぱりこういうユーロビートが好き!若い人も若くない人も、みんなが一緒に盛り上がって最高の時間を過ごしてました!
終わった・・。フィナーレのあとの静けさが心に染みて、少しアンニュイ..
7月16日。次のキャンプ地を目指してGo!
「フィンランドで湖畔キャンプPart1」へ続きます。