誰もが「自分の得意分野」に偏った見方をする
こんにちは!
こしあんです。
早速ですが1つ問題を出したいと思います。
『ある男が融資を受けて会社を設立しました。しかし会社はすぐに倒産してしまいました。この男はうつになり、自ら命を絶ちます』
あなたはこの話をどう解釈するでしょうか?
という問題です。
私たちはこのような問題を考えたとき、つい自分の職業や得意分野を通してその問題を考えてしまいます。
つまり、経営者なら起業が失敗した理由を知りたいと思います。
事業計画、市場、人材、戦略などを通してその背景を考察します。
一方、カウンセラーであれば人の心の動きに関心がいきます。
私たちはこのように「自分が慣れ親しんだ知識や経験」をもとにいろんなことを考えます。
これは無意識にやっていることなのでその影響をあまり考えることはありません。
しかし、アメリカの作家マーク・トウェインは「道具がハンマーしかない者はどんな問題のなかにも釘をみるものだ」と指摘しています。
つまり、どんな問題にあたっても自分の得意分野や豊富な知識がある場所から離れることができず、一定のものの見方しかできない可能性を示しています。
どうせならもっといろんなアイデアや思考パターンが欲しいものです。笑
今回は、そんな思考について話をしていきます。
【思考モデルを身につける】
自分の得意分野の知識を使うことに問題はありません。
問題になるのは、それが全くそぐわない場所でも使ってしまうところにあります。
医者者なら、教師ならといった具合に1つの道具を使いすぎる傾向があります。
そうならないために2~3道具を追加することが大切です。
この道具はあなたの得意分野から遠いものがいいとされています。
近いものではあまり意味がありません。
そして、その思考を手に入れたら今度はその思考モデルを掛け算します。
たとえば、『リハビリ×ロボット工学』で人を補助するためのパワースーツの開発に結び付いたり、『介護×古武道』で介護者の負担を減らす身体の動かし方を身につけるといったアイデアが生まれたりしています。
最近では農業とハイテクノロジーといったものもありますね。
作家・実業家のロルフ・ドベリによれば「あなたに不足しているものは何かを考え、その分野で有益な思考モデルを探すこと」が大切だと言います。
畑違いの知識というものは習得するのに時間がかかりますが、それだけの価値はあるのではないでしょうか。
また、知らない業界に飛び込むことに不安を感じる人もいるかもしれません。
でも、これは「オールド・ルーキー」になるチャンスでもあります。
他の業界でいろんな業績を持っている人でも違う職種に就けば新人です。
しかし、その経験のなさが強みになることもあります。
人間はその業界に長くいると知識や経験があるために、新しい考えを否定し、今までのものを守ろうと必死になることがあります。
しかし、これでは人も社会も発展しません。
そこで、知識も経験もないあなたが変革を生む可能性があるのです。
失敗したり、思うように進まなくて落ち込んだり、イライラすることもあるかもしれませんが、恐れずチャレンジする人が成長していく人なんだと思います。
今回はここまで
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それではまた次回お会いしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。