役者のたしなみ(SNSにおける画像使用・著作権編)
友人知人の中にも違反している人が散見されるので「最低、これだけは守れ!」っていうやつを超わかりやすく書いておく。サルでもわかる系。
引用はセーフ、無断転載はアウト。
「著作権とは何か?」みたいな話を書いても読まない人が多いだろうので端的に。SNSでやりがちなアウト例を記します。スーパーざっくり表記だからどの辺りの行動がアウトか分かったら自分で調べてみて欲しい。簡単にでいいから。これ読んでも正せなかったらサル以下かもしれないから気をつけて……。
「拾い画」「拾い絵」なんて存在しません。
「拾い画(絵)ですがどうぞ」
↓
訳「パクってきた他人様の著作物どうぞ。」
キャラクターに漫画、ドラマや映画のキャプチャ、許可は?使用料は?
「これ〇〇〇〇のキャラだね」
「あのマンガから持ってきてるのか」
↓
(許可も取っていないし払っていない?引用じゃなくて転載じゃん?それってパクリじゃん。)
公式さん「貸すよ」って言ってくれたんだ?
「公式サイトよりお借りしました。」
「画像は〇〇様よりお借りしています。」
↓
(実際に「お借りします」「どうぞ」というやり取りはあったの?ないの?ナイよね?パクリじゃん。)
この本おすすめ!……ならばリンクを。
「この本おもしろいよ!」
「おすすめだからぜひ読んで!」
↓
(気持ちはわかるけどそんな危ないことしていないでネット書店へのリンクにすればいいのに!)
先に述べたポイントに気をつけている人であってもこれはうっかりアップしてしまうケースが多いと思う。なぜなら著者とか出版社のPRアカウントで画像がアップロードされるから。それで言うとCDなどのジャケットも同じか。著者・版元と一般ユーザーは違うということを頭に入れておいたほうがいい。書籍の画像使用については編み物ブログ.comさんがナイス!な記事を投稿してくださっていたのでぜひ読んでみてください。
基本的な考え方
他人様の作品については「自分が楽しむためだけに自分のスマホやPCに落とす・待ち受けに設定するところまで」と考えてもらうとわかりやすいかと思います。自分だけ!人に渡しちゃダメ!身内はともかく身内的はダメ!
以上!超ざっくりお送りしました。
著作権の話となると引用か転載かという話もあるけれど、これに注意していれば知性や品位を疑われることも、大きなトラブルには発展することもないはず、という最低限だけ記しました。ここから下はまとめと雑感ですので読み飛ばしていただいても結構です。
まとめと雑感
他人様の著作物引っ張ってきてドヤってる無神経さが苦手。見つからなければいいじゃないという意識が下劣。ちょっと考えればアウトなことをそれでもやってしまうのは根本に「見つからなければOK」「指摘されなければセーフ」という意識があるから。それと無知。
世の中にそんなことは腐るほどあるし、いちいち気にしていたらやっていけない。そんなことはわかっている。だけど私は自分が守れる部分は守りたい、表現する者としての誇りがあるから。それに、本来守るべきルールを守らないで自分の権利を叫ぶだなんて論外、傲慢だ。個人的な交友関係で言うと演劇関係者、特に役者が多いワケでこういうたとえになるのだけれど「他人の著作権無視して自分の肖像権を叫ばれましても」という話。
尚、友人知人の発信に著作権違反を見つけた場合、言えるなら本人に言うけれど、私自身がSNSに熱心なタイプではないので見逃す場合も多いし、言えるケースばかりとも限りません。そんなこともあり、目に余る場合はリムーブなりブロックなりします。ツールによっては通報みたいな手立てもあるのかな。んまぁ、そんな感じです。本人の知性と品性の問題だから口出ししないけれど、そういう人とはなるべく付き合いたくないので。
以上、本日はSNSにおける画像使用・著作権について、超ざっくりお送りしました。
この記事に関しては極力簡単に説明しようという意図から、伝わり方・伝え方などが十分でない部分もあるかと思いますので「こういう表現をした方が誤解がないよ!」などのアドバイスを頂けましたら随時更新・ブラッシュアップしてまいります。お気づきの点などございましたらコメントやコンタクトよりご連絡ください。
参考
以下はTwitter、Instagram、Facebookそれぞれの著作権に関する説明ページですが、その他にも参考になるサイトがたくさんあります。気になった方は「(サービス名) 著作権」や「SNS 著作権」などのキーワードで調べてみてください