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アピアランスは適用する場所で結果が変わる

こんにちは。イラレ職人コロです。

チュートリアルなどで指示通りに効果を使ったのに、見本と結果が違う!という経験をした人も多いでしょう。

考えられる原因はいくつかありますが、「効果を適用する場所を間違えている」というケースが多いと思います。

いくつか具体例を見てみましょう。

例1|オブジェクトを選択して効果を適用

スクリーンショット 2020-05-09 11.37.53

まずは適当な正円を描いて選択し、効果>スタイライズ>ドロップシャドウ を適用しましょう。アピアランスパネルを開くと、「塗り線の下」にドロップシャドウが表示されます。

【補足】アピアランスパネルの一番上にある「パス」を選択して効果を適用しても同じ結果になります。また、効果の種類によって「塗り線の上」か「塗り線の下」に入るかは異なります。なんとなくですが、パスそのものを変形させる効果が「塗り線の上」に、見た目を加工する効果が「塗り線の下」に入るのかなーと。


例2|塗りの中に効果を適用

スクリーンショット 2020-05-09 11.38.14

次にドロップシャドウをドラッグし、「塗りの中」に移動させます。(塗りの「>」を開き、一段下がった「不透明度」の上にあればOK。)
線を太くするとわかりやすいですが、影が小さくなるはずです。

これは白い塗りの部分のみにドロップシャドウがかかっている状態です。黒い線の太さの分が無視されているため、影も例1より小さくなっています。

【補足】アピアランスパネルの「塗り」を選択した状態で効果を適用しても同じ結果になります。


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