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【終了】タルマーリー渡邉格さんと語りあう「菌や馬から学ぶ、これからの社会と自分の在り方」

はじめに

岩手県遠野にあるクイーンズメドウ・カントリーハウス(QMCH)。
ここは豊かな森に囲まれ、「馬と人とが共にある暮らしを営んでいく」をコンセプトに、山一帯をフィールドに山岳馬が放牧されている場所です。

20年以上、只その場所で、人が馬を支配するのではなく、共に生きていくためのあり方が探究されてきました。

今回このQMCHに、町の9割以上が山林に囲まれた鳥取県智頭町で採取する野生の菌から、パンやビールづくりを行うタルマーリー渡邉格さんを招き、「菌や馬から学ぶ、これからの社会と自分の在り方」をテーマに2泊3日のプログラムを実施します。

※クイーンズメドウ・カントリーハウス:

※タルマーリー:

https://www.talmary.com

なぜ「菌」と「馬」なのか?

このプログラムは、単に「菌のこと、馬のこと」を学ぶのではなく、「菌と人との関わり、馬と人との関わり」から見えてくる“何か”を体験や対話を通して紐解きながら、気づきを深めていきます。

目に見えないくらい小さく、そして広大に広がる菌の世界。

40億年前に地球に誕生したと言われる菌(微生物)は、生態系や自然の循環の土台を支える屋台骨と言っても過言ではなく、わたしたちの目に見えないところで重要な役割を果たしています。

格さんは「自然栽培×天然菌」にこだわったものづくりの実践から、菌たちと関わりを深めていく中で、現代を生きるわたしたちにとって大切なヒントが菌の世界にあると確信し、日々探究を深められています。

出典:タルマーリーHP, https://www.talmary.com/about-us (2022/11/11アクセス)
発酵を取り巻く環境は、単純な「因果」ではなく、複雑な「縁起」で捉えるべき世界だろうと思う。
渡邉格・麻里子(2021), 『菌の声を聴け』, ミシマ社, p.86
経済合理性に則って動く社会は、小規模で不安定なモノ作りを解体しています。 (中略) 良いモノの集積が良い社会を作っていくはずなのに、良いモノを作る会社がやっていけない状況はどうして引き起こされているのか。
同書, p210

縦横無尽に広がる格さんの考えは、菌から土(農業)や身体、菌から社会構造や経済までを捉えています。

格さんが菌を通してみている世界や、そこから学んだことを基に、ゆるやかに対話を深める時間を持つことで、わたしたちそれぞれにとっての生きるヒントが見つかるのではないかと思っています。

豊かな森での馬との出会い、言葉を介さない馬との対話。

また今回は、馬と共にいる・歩く・遊ぶ、それぞれの瞬間にお互いの間で起こっている目に見えない“何か”を、五感で捉え、馬との間に起きた現象を鏡として自分を見つめなおす「馬と関係性ワークショップ」も実施します。

馬と関係性ワークショップ

お互いの、その瞬間に生まれる「関係」が成り立たないと、歩く・遊ぶことはもちろん、共にいることすらままなりません。

人と馬、その瞬間どちらがどちらをリードするのか?
どのように関係を結ぶのか?
そもそもお互いに信頼関係はあるのか?

馬たちとの非言語のコミュニケーションからは、共に在ることの本質や生き物としての在り方、自己観など多くのことを、からだ全身で感じ、見つめなおす機会を持つことができます。

「目に見えない」「気づかない」「言葉で理解できない(言葉にしきれない)」などの、現代において見過ごされがちな世界には、無意識に見落としている大切な”何か”がある。

その”何か”は、目に見えない菌の世界を紐解くことで浮き彫りになる物事の本質かもしれないですし、馬とのコミュニケーションの中で感じ取るコミュニケーションの本質や自分の在り方そのものへの問い、かもしれません。

それらを目の前にする人によって、受け取るメッセージはそれぞれ違うと思いますが、その中に普段は気づかない自分たちが生きるヒントがあるように思います。

QMCHに広がる「生きた世界」の中で、目に見えない菌や言葉を発しない馬とわたしたちとの間で起こっている世界を、ゆっくり時間をかけてみんなで紐解き、さまざまな観点から「これから」について考えていきたいと思っています。

プログラムの流れ

本プログラムの詳細や申し込みについては、以下イベントページよりご確認ください。

プログラム詳細案内(チラシ)は以下よりDLください。

チラシ表紙

ここでは、3日間の大まかな流れについてお伝えします。
内容は、その時に集まった方々の気持ちや直感、その時の自然環境によって、内容を変更する可能性もあります。

DAY1-「菌や馬から学ぶ、これからの社会と自分の在り方」
DAY2-「菌や馬から学ぶ、これからの社会と自分の在り方」
DAY3-「菌や馬から学ぶ、これからの社会と自分の在り方」

1年の初め、豊かな森や人の温かみを感じられる空間の中で、自分や自分たちのこれからを一緒に対話し、考える時間を持てると嬉しいです。

ご興味ある方は、ぜひご参加ください。

※このワークショップは、「いのちを還す森」づくりに取り組む一般財団法人ハヤチネンダが、遠野クイーンズメドウ・カントリーハウスにおける出会いや学びの充実にむけて始めたシリーズ企画「ステュディオス(Studious)」の一つとして共催されます。

ハヤチネンダの「いのちを還す森」
https://hayachinenda.org/life_forest/index.html

ステュディオス(Studious) 
https://hayachinenda.org/studious/index.html

ハヤチネンダについてのお問合せはこちらから
ハヤチネンダ事務局:contact@hayachinenda.org

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