落書き中

中学受験やめます

苦渋の決断です。
目指してきた中学受験を辞める、という……。

娘が言い出したのです。
「行きたくない(目指している中学に)」

受験前に、怖気づいたとか、
お正月までお勉強したくない!
とかいう理由ではありません。

詳しいお話は、今日の内容とは無関係なので、省略しますが、
娘の決断に、もちろん私は、戸惑っていました。

「この1年は何だったんだ……?」


しかし、その答えは、娘が教えてくれました。


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子どもの学ぶ力&自己肯定感アップコーチ
若林かおりです

◎一人ひとりが自分の幸せを生き、豊かさを分かち合える世界
◎誰もが自分の価値に気付き、他人の価値を認め合う世界
をめざし、子どもコーチングをスタートしています!

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「この1年は何だったんだ……?」
娘の決断を聞いて、私の頭の中にはずっとこの問いが回っていました。


中学受験を目指す過程で得たものはものすごく多かったはず。
わかっているのです、でも!!

整理のつかない気持ちを抱えつつ、
娘に聞いてみました。

私「受験はしないって決まって、私は正直戸惑っているのね。」
娘「……うん」

私の本当の気持ちを共有し、娘に問いかけたのは…

『あなたは、この受験を目指してがんばった1年で何を学んだの?』
責めるニュアンスではなく、彼女なりの答えを聞きたい、という思いで。


でも実は、問いかけながら、そこまで明確な答えを期待していなかった私。

(そんなこと考えてないよね~)
くらい。


すると娘は、迷わずこう言ったのです。


「受験の流れが体験できた。
この1年で失敗したことが、高校受験の時に活かせる。」

ですって!!

驚いて返す言葉がありませんでした。


そして、私のモヤモヤしていた気持ちが、一気に晴れました。

「あ、それならいっか」(笑)


子どもってちゃんと考えてる!
すご~い!


で、このお話、
「うちの娘、すごいっしょー!!」
なんて言いたいわけではありません。


年齢にもよるけど、
子どもはこれくらいの事、ちゃんと考えています。

今関わってる子どもたちとの対話でも、質問をすればちゃんと返事が返ってきます。

私たちが知らないだけ。

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そして、知らないのはなぜかというと…

「問いかけてないから」


問いかけないから答えないですし、
本人も、自分の中にそういう考えがあるんだってことにも気が付いていなかったりします。


そういえば、私は、
中学受験に挑むと決めたとき、繰り返し娘に問いかけていたんです。


「何のために?」「なぜやろうとするの?」
「あなたの長い人生の中でどんな意味があるの。」なんて。


問いかければ、ちゃんと子どもって考えて答えを出してきます。


今、関わっている子どもたちも、
質問に慣れていくと、どんどん自分の言葉で自分の考えを表現してくれます。


毎度私は感動します。
私が考えもしなかったことを教えてくれます。


先日は、
「この世界で起きている問題の中で、どんなことが気になる?」
って聞いてみました。


答えてくれましたよ。
「学校に行けない子たちの事」


私は、さらに聞きました。
「なぜ?」


そうしたら、どんなきっかけでそれが気になり、どうしたらいいか、なんてことまで教えてくれました。
小学4年生の子です。


小3の我が息子にも同じ質問を問いかけてみました。


彼の答えは「外国の人がお金をもらえないこと。かわいそう。」
(もう少し詳しく聞いてみたら、これは賃金格差の事を思っているみたいでした)

小さくても、小さいなりに世界を見ていて、そこからなにかを感じ取っています。


日本の教育は、
「今、すでにある社会に生きていくための教育」と言われています。

いい言い方ではないけれど、
組織が使いやすい人材の育成。


既存の枠組みの中で生きる教育。
だから、大人になっても受け身になってしまう。


社会でどんな問題が起きても、我関せず。
それは、自分がどう頑張っても、社会を変えられるはずがないっていう無力感。

先日の新聞でもありましたね。
『国や社会を変えられると思う若者は5人に1人』ですって。

嫌なことがあっても、「仕方ないよね」って諦めたり、誰かが変えてくれるのを待ったり、文句を言うだけで一生を過ごす大人になってしまうのかしら?

なんて、本当の幸せとは程遠い子どもの未来にゲンナリしちゃいます。

本当に教えなきゃいけないこと、育てなきゃいけないことって違うんですよね。

教育とはこうだ! という正解はないけれど、
ひとつには
「自分たちが生きる社会を自分たちで作り出していく力を備えること」


オカシイ! と思う社会の仕組みは、変えていく。
自分の国だけではなく、世界全体の事を「じぶんごと」として考える視野を持つ。


世界の事を「じぶんごと」として考えれる人が増えれば当然世の中は変わってきます。
いい方向に。

子どもはまだまだ小さな社会の中で生きています。

その小さな社会を、どんどん広げていくのが、
「問いかけの力」

是非親子の会話にも加えてもらいたいです。

でも…何を問いかければ??

まずは、
普段、一方的に教えていることを「問いかけ」にしてみてはどうでしょう?

「こうしなさい!」
ではなく
「あなたはどう思う?」って。

おもしろい答えが返ってきて、
楽しくなりますよ。

学び

娘がプリントの片隅にこんなことを書いていました(笑)

これに自分で気が付いたのなら、「失敗」ではないね。

◇今後の予定◇

・お子さま向け1対1コーチングモニター募集
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・学校が苦手な子に、平日サポート企画中
・子どもが未来を考える授業企画中

◇夢

・子どもが一人一人が大切にされ、自分自身に価値を感じられる
・子どもが、自分も相手も思いやり大切にする力をもつ
・子どもが未来に希望を感じ、自分の力で社会を創造できると思える当事者意識の持つ
そんな教育を目指したい


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