若者に寄り添いたい、と思っていたのだが、
今日で一カ月以上に及ぶ、春休み中の予備調査が終わった。とても疲れた。
計9名の大学生からご協力をいただいた。調査を終えた後にお礼のメールを送ったら、「これからの自分の行動を考え直すきっかけとなりました」とか、「とても話しやすく、相談に乗って頂いているような気がしました」とか、「改めて自分を考えるきっかけとなり、自分を見つめ直したいと思います」とか、「自分の考え方を見直すきっかけになってよかったです」などのお返事をいただき、とても励みになった。
しかし、それらの言葉に励まされた自分は、最後になる今日の調査結果によって、一気に落ち込んでしまった。
想定外の結果だった。
仮説が覆された。
よく考えてみれば、その方の場合は特殊で、統計的に言えば、「外れ値」に当たるような状況なので、想定外の結果になるのは当たり前じゃ当たり前と言えるかもしれない、なんだけど、気分がそがれてしまった。
なんでだろう?
話が複雑になって、まとまらなくなって、予想がつかなくなって、しまうからだ。
それが怖い。
昔からそうだった。物事が思う通りに運ばないじゃないかと心配したり、物事がきちんとできていないと落ち着かない。
これって神経症だろうか??
でも、人の心理ってそもそも自分の思う通りになっているわけではない。その事実は、なんと今日で初めて知ったような気がする。
いまこそチャンスだ。自分で自分を神経症から救うための。心理学研究に取り組むことを通して。
可能性に満ちた創造力と、自分で自分を深淵に沈ませる破壊力を同時に備わっている若者たちが魅力的だ。彼らに寄り添うために研究を続けることが生きがいを感じる、はずだ。
そう信じたい。