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こらっこ、状況の変化を期待し待つに徹する

私は、好きじゃないけど向いていると思う仕事をしています。

電話オペレーターです。


問い合わせには話の着地点が必ずあって決まっている方法や結論を伝えます。

どうやら私は、難しい仕組みや規定をわかりやすく伝えるのが得意なようです。

その理由は簡単で、頭の中でわかりやすく言い換えないと自分自身が理解できないからです。

お客さんから「わかりやすかったよ」とか「丁寧にありがとう」と

言ってもらえることもあります。ありがたいことです。

やりがいがありそうな仕事ですが、あらゆる人から電話がかかってきますので

神経をすり減らすことも多く、辞めたいと思い始めると止まらなくなることもあります。

生活がありますから、辞めるわけにもいかないのが現実です。

しかし、ありがたいことに社内の雰囲気はよく人間関係で悩むことはありません。

これは大きな救いです。

それでも辞めたい思うとき、私はすぐ決断せず少し待つようにします。

自分の性格上、極端な決断をする時は疲れている時や、体調が悪い時、

プライベートで問題を抱えている時、こんな時に力が出なくて頑張れなくなる傾向があるからです。

辞めた後の職探しがめんどくさいというのが大きな理由ではありますが、

いずれにしても大きな決断はすぐにしないことにしています。

状況が変わるのを待つ

状況というのは刻一刻と変化しているようで、

少し待つだけで良い方向に変わった経験を何度かしました。

業務で使うパソコンやシステムが一新され仕事が楽になったり

上司が変わる、席替え、プライベートが充実し始める、などなど。

本質的な欠点が改善されているわけではないですが、しのぐには十分な変化で、

ものごとの受け止め方を変えるきっかけくらいにはなりました。

続けられているということは

私は愛社精神がゼロパーセントなので

会社のために自分をすり減らし続けていると感じると

身を亡ぼす程には頑張れません。

そんな私でも、のらりくらりと頑張れているのは

好きじゃないけどこの仕事が向いているからなのでしょう。

面白くないけど頑張れるし、ときどきは人の役に立っているのかなと感じると

それなりに自尊心も保っていられます。

でも、これ以上辛くなったらすぐ辞める「切り札」はいつも持っています。

自分に見切りをつけたけど

難しい内容をわかりやすく説明する特技は

アルバイトをしていた新聞社で培った技術だと思います。

新聞業界では、文にはできるだけ専門用語を使わず、

中学生でも理解できるように書くのがルールと教えてもらいました。

専門用語を使うのは素人だと上司がキレ気味に言っていたのを覚えています。

オペレーター業務中もできるだけ易しい言葉で説明しています。

私は新聞社で通用しないことに気づいたのでアルバイトを辞めましたが

仕事中、盗み聞きをした技術を駆使して、状況の変化を期待しながらヘラヘラやっていこうと思います。



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