ゆっくり休むことも行動のトリガーになる!
やるべきことが見えているのに、中々、行動に移せない。
誰しもが1度だけでなく、2度も3度もこの壁にぶつかっているのではないでしょうか?
つい先日のことですが、『朝の習慣』の話題になったとき、おもしろい気づきがありました。
自分は昔から朝方で、いつもは割と早起きしているのですが、早起きしてるからといって、朝から何か行動しているかというと、何もしていません。
大体、30分〜1時間くらい、布団の中で寝転んだり、スマホでニュースを眺めたり、自分の中のスイッチが入るのを待っているんですね。
で、その会話の中で、相手の方がおっしゃったのが、本の中には、よく「起きたらすぐに行動する」そんな内容が書いてあるということでした。
なるほど、確かに僕もそんな内容を読んだ覚えがありますし、なんなら有効な方法のひとつだと思います。
というのも、昔は自分も中々、行動に移せないことに悩んだ時期があって、例の如く、本の示す通りに心を無にして起きて動き出すことを繰り返していました。
ただ、問題がひとつありまして、残念ながら続かなかったんです。起きれたとしても、すぐに疲れを感じていたり…。
義務感でやっているからか、まず起きて動かなきゃ!というストレスが朝一番に待っていたんです。
そこで、どうすれば、自然と動きだせるのかを研究しようと思い立ち、そこから、自分の気持ちに目を向けるようになりました。
細かい話はここでは省きますが、その研究の紆余曲折を経て、自分の場合、行動スイッチが入るのに、だいたい早くて15分で長くて1時間くらいというのが分かりました。
さらに分かったことは、15分に近づけば近づくほど、忙しい時期で、仕事へのやる気が溢れているときほど、早く動き出すということでした。
逆に言えば、落ち着いている時やちょっと、そろ〜り忍足の時は時間がかかっております(笑)
で、問題は起きれるかどうかではなく、行動できるかどうかでもなくて、一番の教訓は、自分のことを自分が理解してあげられているか、ということにあると思っています。
人は習慣の生き物と言いますが、もう何十年も、少なくとも成人なら、20年以上の習慣が積み重なって、いまの自分がいるので、一瞬で変わることの方が少ないはずです。
昨日会った人が、今日変わりはじめていたとして、「変わってきてるな…!」とはなっても、昨日の今日で、「あいつすっかり変わったな〜」とはならないはずです。
言葉を選ばずに言えば、怠け者が明日からバリバリ働き出すのは非常に稀なケースで、怠け者は怠け者のままです。
認めたくはありませんが、怠け者の自分としては、朝の時間はスロースタートで、徐々にエンジンをかけていきたいので、起きたらまずはじめにすることが、のんびりすることでした。
そうすることで、心ゆくまでゆっくりしたら、さあやろう!と、自ずと気が付けばスイッチが入っている状態になれるという自分史上最大の気づきがあったわけです。
今でも、仕事に追われていたり、気持ちが乗っからない時もありますが、その時はまず休む・整えることをしています。
その方が結果として、いい仕事ができることも理解できたからです。
人それぞれに合ったやり方がきっとあるはずです。
そこに気づくために…自分を研究してみると、おもしろい発見が待っているかもしれません。