2兆円超成長市場CCaaS開発(外線発信の音声疎通) - クラウドPBX開発編-No.034
今回やること
PBXから外線設備に対してコールし、外線設備側まで届くというところまでやりましたので、今回は音声を疎通させていきます。
全記事共通ご挨拶
こんにちは、川田敏巳と申します。当記事をお読み頂き誠にありがとうございます。これまで10以上のSaaS事業開発にてCXOや先端技術研究室長を務めてきました。
ここでは、人気SaaSのコピー開発をシリーズ化して行い、技術とソースを公開していきます。新SaaS事業を企画されている方々に既存人気SaaSの内部技術を再現し提供致します。
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「2兆円超成長市場CCaaS開発 - クラウドPBX開発編」共通注意喚起!
このシリーズでは、Asteriskというオープソースを使用します。Asteriskの技術情報はネット上にも少なく、更にネット上のAsterisk関連の技術情報の中には避けるべき記事があります。
sip.confというファイルを使用している記事
MacroやDial()のMオプションを使用している記事
録音にMonitor()を用いている記事
いずれも既に非推奨であり使用してはなりません。ハマるきっかけになりやすいのでご注意ください。
前回のおさらい
前回の記事はこちらです。
前回は外線番号を認識して処理する新たなextensionを定義し、SIP-Trunk用のENDPOINTに対してDial()をしました。SIP-Trunk用のENDPOINTに対するDial()は、外線設備をdestinationとした通信リクエストを意味するのでしたね。
ただ、前回の段階では外線設備まで通信が届いたものの、外線設備側からエラーが返されて切断されていました。
今回は、エラーを解決して音声が疎通するところまで行いましょう。
エラーの内容を確認
前回の作業完了段階で設備全体は以下のようになっています。
Zoiper 101から08011112222に発信すると、PBX Server 01のCLIには以下が表示され、
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