2兆円超成長市場CCaaS開発(外線設備構築) - クラウドPBX開発編-No.030
今回やること
外線となる設備の開発を行います。外線とはPBX単体でハンドリングするルーティングの範囲外へルーティングすることですから、我々のPBXの外に外線用設備を構築して、PBX内に外線を実装するためのインフラを整えましょう。
全記事共通ご挨拶
こんにちは、川田敏巳と申します。当記事をお読み頂き誠にありがとうございます。これまで10以上のSaaS事業開発にてCXOや先端技術研究室長を務めてきました。
ここでは、人気SaaSのコピー開発をシリーズ化して行い、技術とソースを公開していきます。新SaaS事業を企画されている方々に既存人気SaaSの内部技術を再現し提供致します。
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「2兆円超成長市場CCaaS開発 - クラウドPBX開発編」共通注意喚起!
このシリーズでは、Asteriskというオープソースを使用します。Asteriskの技術情報はネット上にも少なく、更にネット上のAsterisk関連の技術情報の中には避けるべき記事があります。
sip.confというファイルを使用している記事
MacroやDial()のMオプションを使用している記事
録音にMonitor()を用いている記事
いずれも既に非推奨であり使用してはなりません。ハマるきっかけになりやすいのでご注意ください。
前回のおさらい
前回の記事はこちらです。
前回は、外線の通信がどうなっているのかを確認し、外線とは何かという部分も含めて理解しました。前回の記事を読んで頂き、内線と外線の通信にはほとんど違いがなく、内線は外線になることができるし、外線は内線の一種であるとも言えるということの意味がわかったかと思います。
さて、今回は既に構築してあるPBXの外に外線となることができるルーティング先としての設備を作っていきます。前回の記事でOutside Serverと呼んでいた箇所ですね。
外線設備を自作する意義
前回の記事で確認した通り、外線になるポイントは下図の赤矢印の箇所です。
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