2兆円超成長市場CCaaS開発(外線にダイヤル) - クラウドPBX開発編-No.033
今回やること
外線設備に設置したSIP-Trunkに対してAsteriskからRegisterすることに成功しましたので、今回はそのRegisterルートを利用してPBXからの発信を外線設備へルーティングしていくことを試みます。
全記事共通ご挨拶
こんにちは、川田敏巳と申します。当記事をお読み頂き誠にありがとうございます。これまで10以上のSaaS事業開発にてCXOや先端技術研究室長を務めてきました。
ここでは、人気SaaSのコピー開発をシリーズ化して行い、技術とソースを公開していきます。新SaaS事業を企画されている方々に既存人気SaaSの内部技術を再現し提供致します。
ハンズオン形式で提供し、実践の度にシステムが完成していくディアゴスティーニ型です。記事の内容に対する質問や講義のご依頼等ありましたらお気軽に以下よりDM、コメント等頂けますと幸いです。コピー開発して欲しいSaaSサービスのリクエストもお寄せ下さい。
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「2兆円超成長市場CCaaS開発 - クラウドPBX開発編」共通注意喚起!
このシリーズでは、Asteriskというオープソースを使用します。Asteriskの技術情報はネット上にも少なく、更にネット上のAsterisk関連の技術情報の中には避けるべき記事があります。
sip.confというファイルを使用している記事
MacroやDial()のMオプションを使用している記事
録音にMonitor()を用いている記事
いずれも既に非推奨であり使用してはなりません。ハマるきっかけになりやすいのでご注意ください。
前回のおさらい
前回の記事はこちらです。
前回は、作成したSIP-Trunkを音声まで完全に疎通するSIP-Trunkとして調整を行なった後、実際にAsteriskからRegisterを行いました。
結果、現在の我々の設備は以下のようになっていますね。
最終的に目指す形は以下の形です。
前回の段階でPBX Server 01とPBX Server 02がRegisterで繋がったわけですが、まだいくつか繋げなければならないパスが残っています。
一つずつ丁寧にパスを繋いでいきましょう。
SIP-Trunk用ENDPOINTへのパス
まずは、PBX Server 01内でENDPOINT 101とENDPOINT for SIP-Trunkの間のパスを繋ぎましょう。
以下の赤い矢印の箇所です。
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