見出し画像

コープ東北は何をやっているの?

みなさま、こんにちは。システム部です。

システム部の採用担当から話を聞くと、多くの候補者の方から「コープ東北は実際何をやっているの?」「そもそも生協ってどういう仕組みかいまいち分からない...」といったお声をいただくそうです。
そこで、今回は、コープ東北の歴史や仕組みをより分かりやすくお届けしていきたいと思います!ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。


1. そもそも「生協」とは?

「生協」とは「生活協同組合」の略称で、「農協」や「漁協」と同じ協同組合の一つです。生協は、利用者である消費者自らが出資し、組合員として意思決定や運営に参画することで、生活のニーズを実現する組織。生協が目指すのは、人と人との結びつきによって、より良い暮らしを実現することにあるんです。

出典:みやぎ生協HPより

一般の企業がサービスや商品を開発して消費者に販売するのとは異なり、生協は消費者が主体となって運営されるのが特徴です。また、よく耳にする「コープ(COOP)」は英語の「co-operative」の略で、生協と同じ意味になります。聞きに慣れた言葉ですが、意外と知られていないことのような気がします。

☝️「生協」の3つの特徴
1. 全国各地にいくつもの生協がある
生協は一つだけではなく、全国各地にそれぞれ独立した生協が存在します。各生協は、地域や職場の人々が力を合わせて設立したもので、歴史や特徴も異なります。例えば、同じ地域に複数の生協が存在したり、他の生協と協力してグループで活動したりすることもあります。コープ東北も7つの生協があり、それぞれが異なる事業や活動を行っています。

2. 生協と株式会社は運営方法が異なる
生協と株式会社には大きな違いがあります。株式会社は株主が出資した資金をもとに事業を行い、利益を株主に還元することが目的です。一方、生協は組合員が出資金を出し合って運営され、生活の質を向上させることが目的です。営利目的ではなく、消費生活協同法(生協法)により、利益追求の運営は禁じられています。

3. 地域生協を中心に様々な生協が存在する
生協には、地域に住む組合員に対し宅配や店舗事業を行う「地域生協」、同じ職場の職員で組織された「職域生協」、大学内で運営される「大学生協」、医療や福祉事業を行う「医療福祉生協」などがあります。厚生労働省の調査によると、2022年度の日本全国の生協総数は906組合、そのうち地域生協は426組合にのぼります。コープ東北も、地域に根ざした7つの生協で構成されています。

※コープ東北の7生協の組合員数です(参照元:2024 PROFILE 事業と組織のご紹介より)

2. その上で、「コープ東北サンネット事業連合」って?

そういった全国各地に存在する「生協」の中で、東北6県の生協が連携した組織が、「コープ東北サンネット事業連合(=コープ東北)」になります。商品の仕入れを一元化し、各生協の機能を集約することで、各生協の事業経営力を強化することを目的とした組織です。

☝️「コープ東北サンネット事業連合」の豆知識
1990年6月、いわて生協、生協共立社、みやぎ生協が中心となり、東北3県の生協間で連携の在り方について話し合いを開始。その結果、1995年5月に正式に設立されたのが「コープ東北サンネット事業連合」。設立以来、他の生協も次々に加盟し、現在では東北6県7生協が参加しています。この事業連合を通じて、各生協の事業経営力の強化に貢献しています。コープ東北サンネット事業連合は、地域の生協が力を合わせ、より強固な経営基盤を築き、地域の皆様により良い商品とサービスを提供することを目指しているんです。

3. コープ東北の主な事業

コープ東北の事業は大きく4つに分かれていて、それらの事業を通じて、コープ東北は地域社会の暮らしを豊かにし、組合員の皆様に安心と便利を提供しています!一つ一つ細かく紹介するとキリがないので、できるだけ簡単にご紹介していきます。

①共同仕入れ
コープ東北では、会員生協の組合員が利用する商品を共同で仕入れています。物流センターでは「品質・数量・納期・情報」の4大課題を一括して処理し、店舗や宅配の後方支援を行っているんです。
物流センターは7つあり、各店舗や宅配センターに商品を出荷しています。 ※以下の画像は物流センター見学の際に撮影した写真です。(Happy & Thanks のスローガン、素敵ですよね!)

物流センターの壁にHappy & Thanks のスローガンが刻印されています。
物流センター見学の様子

②店舗事業
日本生協連と連携し、「コープ商品」の開発にも取り組んでいます。また、「東北エリア共同開発商品」を取り扱い、各会員生協の全店舗では、食品メーカー様とのタイアップによるお得なキャンペーン「100店舗企画」を実施し、各商品カテゴリーで高い効果を上げています。

③宅配事業
毎週届く注文カタログには、食料品を中心に、家庭用品、衣料品、寝具など、生活に必要な約5,000品目の商品が掲載されています。組合員の皆さんはこのカタログを見て毎回何を注文するか決めるので、とても大事な役割です。さらに、毎週の配送時には自治体と連携し、「高齢者の見守り活動」としても地域社会に貢献しています。
詳しくはこちら👇

④その他サービス
その他にも実は色々なサービスを提供しています。

  1. 住まいリフォーム『住まいのセンター』

    • 住まいのリフォームやお手入れなど、住居に関するあらゆるご相談に対応します。

  2. CO・OP共済

    • 組合員同士の助け合いで成り立つ共済制度で、ご家族一人ひとりにあった保障を選べます。

  3. 安心の保険サービス

    • 生命保険から自動車保険まで、組合員のニーズに合った保険を提案します。

  4. 葬儀に関するサービス※各生協によりサービスが異なります。

  5. 生協の配達灯油

    • 灯油についてもみやぎ生協をはじめ、各生協で配達灯油を行っております。配達灯油は、県内どこでも同一価格でお届けし、定期的な巡回で安心・便利です。

  6. 生協の宅配水〈アクアクララ〉※みやぎ生協独自の取り組みです

    • ご家族の健康を守る水や、毎日のお料理をおいしくする水を提供します。いつでも安心してご利用いただけます。

4. まとめ

一気にご紹介させていただきましたが、コープ東北が手掛けている事業・サービスは非常に幅く、 店舗や宅配事業を中心に、生活に欠かせない多岐にわたるサービスを提供していることがよくわかります。

毎日の食料品や家庭用品の宅配から、高齢者の見守り活動まで、地域の皆様の生活をトータルで支える存在として、地域社会のニーズに応えるために、物流や店舗運営の効率化も進めています。

このように、コープ東北は多様なサービスを提供し続けることで、地域社会に貢献していますが今後さらにサービスを拡大し、より多くの方々の暮らしを豊かにしていくために、IT人材の採用は急務です!(実はここが一番本題)

自身の経験スキルを活かし、地域社会に貢献する仕事に興味がある方は、ぜひ採用情報をご覧ください。 エントリーを心からお待ちしております!