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産地訪問だより

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組合員さんが生産地に出向き、見て・聞いて・感じたこと
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「北海道有機肥料工場見学」産地訪問【組合員理事】

2024年7月。一宮生協組合員理事が北海道へ出向き、産地確認を行いました。その様子を『産地訪問レポート』として紹介します。 北海道上川郡比布町にある営農企画は、有機小麦・大豆の生産から加工まですべてを自社で行っています。1日目は、その有機肥料工場と有機小麦・大豆畑を見学、今城さんからお話をうかがいました。有機肥料工場は、日本で有機農業を広めていくためにも必要で、地域資源(鶏ふん、もみ殻、廃きのこ菌床等)を活用した堆肥の製造は、循環型社会の推進にもつながります。今城さんは「食

「恩納村コープサンゴの森」産地訪問【組合員理事】

2023年11月。一宮生協組合員理事が沖縄県恩納村の産地確認報告を行いました。以下、組合員理事による『産地訪問レポート』です。 恩納村は東シナ海に面し約3000haの広大なサンゴ礁海域を有しています。サンゴはもずくの成長にとって大切な役割を持っています。サンゴに住む褐虫藻(プランクトン)によりもずくは成長します。 しかし今、サンゴは「海水温の上昇」や「赤土の流出」「オニヒトデ」による食害などにより危機的な状況にあります。 サンゴがなくなれば、海の生き物の25%が死滅し、海中