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「恩納村コープサンゴの森」産地訪問【組合員理事】

2023年11月。一宮生協組合員理事が沖縄県恩納村の産地確認報告を行いました。以下、組合員理事による『産地訪問レポート』です。

恩納村は東シナ海に面し約3000haの広大なサンゴ礁海域を有しています。サンゴはもずくの成長にとって大切な役割を持っています。サンゴに住む褐虫藻(プランクトン)によりもずくは成長します。
しかし今、サンゴは「海水温の上昇」や「赤土の流出」「オニヒトデ」による食害などにより危機的な状況にあります。
サンゴがなくなれば、海の生き物の25%が死滅し、海中の透明度や栄養塩の減少でもずくの養殖ができにくくなります。
恩納村では里海づくりとして海を育む活動に取り組み、陸上でサンゴの苗を作り海中で育成し産卵をすることでサンゴ礁の回復を助けています。恩納村コープサンゴの森連絡会では、2023年は4万5千本(2023.11現在)のサンゴの植え付けを行いました。
 商品カタログに「沖縄のサンゴを守るもずく基金」を見られた事があると思います。もずく1点利用で1円の寄付となります。サンゴ基金を通じて元気なもずくを育て、豊かな海を未来に残したいと取り組んでいます。
 又、赤土の海への流出を防ぐため「グリーンベルト」ペチパー(イネ科の多年草)を植え流出防止に取り組んだり、「Honey&Coralプロジェクト」として農家さんの農耕地に花・木を植えミツバチを使って蜂蜜を採取し農家さんの副収入へと繋がっています。
 もずくには、糸もずく・太もずく・恩納村もずく・やさしいもずくか゛あり、食感・味に違いがありますので、お好みのもずくを見つけてみませんか?

一宮生協組合員理事 出口 記


里海づくりのため、陸上でサンゴの養殖
「サンゴを守るもずく基金」として、対象のもずく商品を1点利用ごとに1円を「もずく基金」に寄付しています。

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