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ランナーが課題に向き合う時に気をつけたいこと

人生には悩みがつきもの。ランナーもそうです。
私のランナーとしての悩みは「最初からそこそこ速いけど、練習しても大して伸びない」ことです。
こういうと「贅沢な悩み」と言われることがありますが、悩みに贅沢も貧乏もないですね。悩んでいるなら悩みです😄

この日は知り合いの谷口尚五さんが撮影してくれました。※東京学芸大競技会1500m

その要因のひとつは体調が安定しないことだと思っています。
毎年、バイオリズムの大きなうねりがあるんです。
だいたい4月から8月くらいは不調。
日常生活には何の問題もありません。でもうまく走れない。走るとすごく疲れる。
秋になるとスッと解消します。

依存しないこと

この体調不良が私の課題で、いろいろ対策も考えましたが、あまり考えすぎると、何か気に入った方法や治療者、トレーナーなどにものすごく依存的になってしまうことがあります。
これさえやれば大丈夫。この人を信じて頑張ろう。
となってしまう。いわゆるハマってしまう状態。周囲がよく見えなくなります。

その方法が、すごくお金がかかったり、手間がかかったり、時間がかかったりすることもあります。でもいったん信じた状態に入ると、そのお金や手間が惜しくなくなります。でも、本当にそれがいいことなのかどうか。

目的を見失わない

あまり悩みに特化して考えすぎると、本来の目的から外れてしまうこともあります。
目的は速く走れるようになることであって、体調を安定させることではないので、サプリを買い込んだり、足繁く治療院に通ったりして、本来のトレーニングに心と身体が向き合えなくなると本末転倒です。そこじゃないよね、と。

「捻挫しやすい」ことに悩んで、ケアに力を注ぐ、あるいは筋トレに夢中になる、フォーム改善を試みる、のはもちろん悪いことではないけれど、捻挫しなくなったら速く走れるようになる というわけではなくて、もっと総合的な視点がないといけません。課題とどういうふうに距離を取るかも大事なんです。

正解は存在しない

治療法にしろ食事法にしろ、抜群の効果があるものは少ない。これはトレーニング法も同じだと思います。
何事においても、すぐに確実に効果が出るやり方というのはほとんど存在しないですよね。

課題解決の先にあるもの

解決できそうな方法にとびつきたくなる、希望を見出すのは人の常ですが、そうは問屋が卸さない。「足がつりやすい」とか「捻挫しやすい」とか「本番に弱い」とか、そういう課題も同じだと思います。

というのも「これさえ解決すれば、大丈夫」ということではないんですよね。
体調不良さえなくなれば大きく羽ばたけると思いたいけど、往々にして問題はそこだけではない。乗り越えたと思っても、またぶり返したり、別の課題が現れたりします。3歩進んで2歩下がる、みたいなものですよね。
でもそれが人生。ずっと何かを考えながらやり続けるしかありません。
そういう覚悟ができるかどうか。

試行錯誤が楽しい

課題に向き合うってけっこう根気や勇気や判断力や客観的な視点や、いろいろ絡み合うことが多いですね。それを自分がどうマネジメントするか。
試行錯誤が楽しい、と思いながら続けていくしかないと思っています。

国立競技場で走りました。記録が出るトラックらしく1500m5’16”73(SB)でした😊


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